isao/yamanaka/ 4月 1, 2019/ 一眼レフ/ 0 comments

フィルムカメラ撮影後の取り出し方(写真付き)

仕事の性質上、山中(@saosaoyamayama)があまり外出をしなくなったことでフィルムカメラの撮影機会が激減しました。そのため、半年以上かかって36枚撮りのAGFAフィルムをやっと使い切ったところです。

以前のエントリーにて、フィルムカメラのフィルム装填で苦戦したという記事を書きました。その際にフィルム装填から取り出しまで調べて記事に書き込んだのですが、あくまで苦戦メインのほぼ日記。

久し振りにフィルムを取り出しに自分の記事を読み返したのですが、とんでもなく分かりにくかったので、今回は写真付きで「フィルムの取り出し方」を記載しておきます。

PENTAX ESのフィルム取り出し方法

PENTAX-ESからフィルム(35mm)を取り出します。PENTAX ESは40年以上前に発売されたフィルムカメラ。詳しくはこちらの記事をどうぞ。

まずは撮り終えたことを確認

これは非常に重要です。このカメラは、撮影が終わると巻き上げでレバーが最後まで動かずに止まります。これにてフィルムは完全に使い終えたということになります。

枚数表示もしっかり24枚を示しています。完全アナログカメラなので、こうした表示機能が壊れずに長持ちするのではないかと期待しています。まあいいや。

フィルムはスプール側に多く巻き付いている

フィルムの方向

撮影前はパトローネの中にフィルムが入っています。パトローネからフィルムを引っ張り出してスプールに巻きつけて、撮影が可能になるわけです。

撮影するたびにスプール直上の巻き上げレバーを動かすと、撮影を終えたフィルムはスプールに巻かれていき、真新しいフィルムがパトローネから引き出されます。写真の白い矢印の方向にフィルムが動くということです、

ということは、撮影を終えたフィルムはスプール側に巻き付いているわけです。もしこのままカメラのカバーを外してしまうと、ただの筒(スプール)に巻き付いているだけのフィルムはブワッと広がって光を浴び、感光し、写真はパーです。

ですから、スプールに巻き付いた撮影済みフィルムをパトローネ(遮光されている)に戻してあげなければいけません。

巻取りボタンでスプールとレバーを切り離す

PENTAX ESにはスプール直下に「巻き取りボタン」がついています。このボタンを押し込むと、戻ってきません。というか、不用意に押すと痛い目をみるボタンです。私のESは当初このボタンが押されたままの状態になっていたので(それが苦戦の原因でした)、分解して直しました。

ではいつ押すか。今でしょ。平成が終わるというのにまだ「今でしょ」使ってごめんなさい。フィルムをパトローネに戻すには、このボタンを押す必要があります。ボタンを押すことで、先程の写真の矢印とは逆の方向にフィルムが動かせるようになります。

スプールは巻き上げレバーの支配下にあり、反時計回りにしか回りません。逆周りをしないように摩擦がかかるのだとか。フィルムをパトローネに戻すためには摩擦を解除する必要があるのです。

で、巻取りボタンの出番です。このボタンを押すことで摩擦が解除され、スプールは自由に動きます。スプールはトイレットペーパーの芯のようなものだとお考えください。トイレットペーパーを引っ張れば軸を中心として芯が回転します。フィルムを引っ張れば軸を中心としてスプールが回転します。

フィルム巻取りノブを持ち上げる

フィルムをパトローネ内に戻すための「巻き取りノブ」。PENTAX ESの場合、露出調整ダイアルの上に埋め込まれています。写真では持ち上げた状態ですが、巻き取るときは外側に倒して使います。

ここで注意。決して引っ張らないでください。このノブを力任せに、親の仇のように引っ張ってしまうとカメラのフタがパカーンと開いてフィルムが感光します。いいですか、引っ張らないでください。

これは「引っ張ってみろ」というフリではありません。引っ張らないでください。

ノブを回してフィルムを巻き取る

ノブの根元に書かれている矢印の方向にくるくると回します。初めは少し抵抗を感じるので「回してもいいのだろうか」と不安になりますが、PENTAX ESでは大丈夫です。

カメラの下に書いた矢印の方向にフィルムが巻かれ、パトローネに収納されていきます。ノブを回す抵抗を感じなくなったら巻き取り終了です。お疲れ様でした(カーナビの声)。

今こそ持ち上げろ!フタのロック解除

先程「引っ張らないでください」と申し上げた巻き取りノブ。これをひと思いに引っ張っても良い瞬間がやってきます。そうです、フタを開ける瞬間です。

赤い矢印の方向、真上にノブを引っ張り上げれば、裏蓋がパカン、と開きます。フィルムと取り出すときにしかできない希少な操作です。正装でお臨みください。

フィルムは完全にパトローネの中

フィルムを装填したときはパトローネとスプールの間にフィルムが見えていたわけですが、撮影を終えてフィルムを巻き取ればこのようにフィルムは一切見えなくなります。見えていたらそこが感光しますので当たり前ですね。

あとはフィルムを取り出して、現像に持ち込めばOKです。

【番外編】山中の失敗から学んでください

上記FUJIFILMの24枚撮りを入れる前は、AGFAの36枚撮りフィルムが入っていました。実は取り出しに失敗しました。

枚数表示は36枚を過ぎたのにフィルム巻き取りレバーが何度でも、何度でも、何度でも、巻き上がり……おっとこれはドリカムの「何度でも」。いつまで経ってもレバーが止まらなかったのです。

後で気づいたのですが、何らかの力がかかって巻き取りボタンが押し込まれていたのです。つまりスプールがフリーになっていたということ。外部の力では動かせなくなっていたのです。

だったらそのままフィルムをパトローネに収納してしまえばよかったのに、テンパって分解してボタンを戻して、あれ?フィルム収納できない?あ”あ”あ”、フタが開いちゃった!!!という結末でした。

アナログのボタンは気づかないうちに位置が変わっている可能性があるということです。撮影前、撮影後、重要なボタン類は都度設定を確認したほうがよさそうですね。

WEBライター、フォトライター、臨床検査技師。

デジカメワールドの認定フォトグラファー。

現在は音楽メディアでの執筆を中心に活動中。

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