パソコンのディスプレイを後ろから蹴って壊すデストロイヤー、私(@saosaoyamayama)です。
こんな私でも、外出先にMacBook Airを持って行けるのには理由があります。それは、シェルカバーがパソコンを守ってくれるから!
ということで、今回でシェルカバー購入は3回目となりました。あまり使っている人が多くない製品ですが、個人的にはめちゃくちゃオススメです。
シェルカバー購入を悩んでいる人、選び方がよくわからない人に向けて、選ぶポイントやメリット・デメリットを書いておきまーす。
文章を読むのが面倒な方は、Notebook LMのポッドキャストでお楽しみください!
こんな人のお役に立ちたい
シェルカバー・ハードケースを購入しようか迷っている人。ピンキリ過ぎて選べない人。強度に懐疑的な人。
※本記事はPRを含みます。
今回買ったシェルカバー総評

今回はシェルカバー選びの条件として以下を挙げました。
- MacBook Air M1 13インチで使える
- 外で(オフィシャルな場で)使って恥ずかしくないデザイン
- 底面カバーが黒以外(底面カバーについては後述)
その結果、楽天市場の「ドットランポ 楽天市場店」でシェルカバーを購入。結論として、とても良い商品でした。もう少しポップなタイプも検討していたのですが、残念ながら型番が合わなかったんですよね。
早速装着して使っていますが、いやー良いですね! マットなので指紋が付きにくく、グレージュは汚れが目立ちにくい。その他3点ほど気になる部分を書いておきます。
ジャストサイズ(感動レベル)

遊びがほぼないジャストサイズです。本体の角の曲線部分もびっくりすぐほどピッタリ!
写真の中央より少し右、リターンキーの近くに「爪」がかかっているのが見えますよね。こんな感じで、爪を引っかけて固定するんですが、遊びがない分、爪がハマる瞬間に「パチンッ」と音がするのがちょっと怖いですね。爪が折れて飛んできそうで怖い。
逆に、爪部分がパチンとハマっていないと、浮いた爪で本体に傷が付く可能性があります。また浮いた爪に力が加わると、爪よりも弱いカバーのほうにヒビが入るかもしれません。
装着時は、すべての爪が本体に噛み合っているかどうか確認しましょう。
軽い・薄い

この手のシェルカバーは総じて軽くできていますが、今回の製品は輪をかけて軽く感じました。本当に軽くて薄いです。だからこそ先ほど書いたとおり、弱い部分に負荷がかかったらパキッと割れると思います。気を付けたいです。
爪の周辺や本体角のアールに沿うフチ部分は少し厚めに加工されていて、ちょっとやそっとじゃ割れないと思います。用法用量を守って正しく使っていれば問題ないはず。
ケーブル類の干渉なし


MacBook Air M1 13インチは、向かって左側にUSB-Cポートが2つ、右に3.5mmオーディオポートが1つあります。シェルカバーはポート部分を避けるように作られているので、通常のUSBケーブル/オーディオケーブルのサイズならケースと干渉することはありません。
注意したいのは、この画像のようにケーブルではなくコネクタで連結するタイプのハブですね! USB-Cがしっかり挿入しきらない可能性があるので、シェルカバーはおすすめできません。
細かな造りが少し雑

今回購入したカバーは、細部のバリ(プラスチックの断面がギザギザしている)があちこちに見受けられました。「量産品だし、そんなもんだろう」で片付ける私みたいな人は大丈夫ですが、「少しのケバも許すまじ!」という人は信頼できるメーカーのカバーをおすすめしたいです。


サイドのバリはあまり気にならなかったんですが、Appleロゴの切り抜き部分についてはどうしても気になっちゃいますね。
ロゴ上部(葉っぱ側)はとてもキレイに処理してありましたが、下部は処理が不十分でギザギザが残っていました。ヘラのようなモノを使ってバリを落としてみましたが、写真の状態が限界でした(元はもっとケバケバしていました)。
シェルカバーの選び方アドバイス
今までシェルカバーを3つ購入していますが、大きな失敗はしていません。ただ、製品を選ぶ時は結構時間(というか日数)をかけて比較してから買っています。
これからシェルカバーを購入する方は、以下の点をチェックしてみてください! そうすると大きな失敗は防げると思います。
- 型番は絶対確認すべし
- Appleロゴ切り抜きの有無
- ツヤあり・なし
- 底面カバーの色
- レビューがあったら必ずチェック
型番は絶対確認すべし
シェルカバーを購入する時は、PC裏面に印刷されているモデル番号と、シェルカバーの対応機種を突き合わせて確認しましょう。
MacBook(Air/Pro含め)はすべて同じような形に見えるんですが、実はモデルによって形状が異なります。
たとえば私が使っているMacBook Air M1 13インチはくさび形と呼ばれるタイプ。また時々助っ人で登場するMacBook 12インチも同じくくさび形です。

この写真はMacBook 12インチ。左から右に向かって薄くなっていきますよね。
同じMシリーズのMacBook Airでも、M2以降はフラットな形状に変わりました。そのため、MacBook Air 13インチ用のシェルカバーでも、M1とM2以降で形状が違うわけです。
Appleロゴ切り抜きの有無

レビューを見ていると、ロゴの切り抜きがない方が人気みたいですね。でも、切り抜きがあっても困りませんし、ロゴに傷が付いたことはありません。
こちらはMacBook 12インチ用に買ってあっという間に割れたシェルカバーです。
こんなふうに、半透明のカバーからロゴが透けて見えるのがちょっとオシャレだなと思ったんですが、実際はうーん。安っぽく感じました。
布をかけているみたいな……。ん? マサルさんの家かな?
みたいな(参考:すごいよ!!マサルさん)。
切り抜きにホコリが溜まるとかもないし、ミラーに指紋が付くこともないし、好みの問題かな。
ツヤあり・なし

ツヤあり・なしも好みの問題ではありますが、ツヤなしを買うなら明るい色がオススメです。というのも、塗料が剥がれたり傷が付いたりした時に、どうしても白っぽく目立つんですよ……。
たとえばこの写真は最初に買った木目のシェルカバーなんですが、右上に傷が付いているの、わかりますよね。こんなふうに、濃い色のカバーだと傷が目立ちます。このような理由から、つやなしシェルカバーは明るい色がおすすめなんです。
木目シェルカバーはかなり品質が良かったので、初めてシェルカバーを買う人も安心して購入できまっせ!
底面カバーの色
パソコン本体の色が薄いなら、底面カバーの色が薄いタイプを選ぶのが無難かもしれません。
シェルカバーの量産品は、プリント可能な上部カバー+黒い底面カバーのセットを使っているようなんですね。なので、底面カバーは黒一色のものが多いです。ご紹介した木目シェルカバーも、上部カバーは木目で底面は黒でした。
黒いカバーを長年つけっぱなしにしておいたところ、摩擦で粉状になった塗料? 素材? が排熱スリットの中に入り込んで、排熱スリットの四角い形に跡が付いちゃったんですよ……。少し湿らせた布で拭き取ったんですが、薄ら残ってしまいました。
万が一塗料が落ちてもダメージを食らわないで済むように薄い色をチョイスするのと、装着する前にシェルカバーに付いている汚れや余計な毛羽立ち落としておくってのも有効かもしれません。
レビューがあったら必ずチェック

レビューがあったら必ず「ディスプレイが十分開く」ことを確認しましょう。開かない場合は大抵レビューに書いてあります。
ノートパソコンを使う時は90度オープンじゃ足りないはずなので、角度に制限があるようなレビューを見かけたら要注意です。
シェルカバーをしていて感じるメリット・デメリット
シェルカバーがなくてもパソコンは使えます。気を付けていれば大きな傷なんて付かず、リセールバリューを保ったまま使い続けられるんでしょう。
私は今後ノートパソコンを買い替える度にシェルカバーも買い替えると思います。とにかく、物の扱いが雑なのを自覚しているのでね!
とはいえメリットばかりではないので、使っていて感じるメリット・デメリットを書いておきます。
- パソコン本体の傷はある程度防げる
- すぐ買い替えられる(破損でもお気分でも)
- 放熱スリットの跡が付く
- カバーを外す時に傷が付く可能性あり
メリット
パソコン本体の傷はある程度防げる
シェルカバーを装着することで、持ち出しの心理的ハードルが下がります。かばんの中で他のガジェットにぶつからないように入れなきゃとか、考えなくて済むのでラクですね。


今まで使ってきたカバーはいずれも、1枚目の写真のように四隅から壊れました(割れました)。動きが大雑把な人間なので、物をよくぶつけるし落とすし蹴る(蹴る!?※)から仕方ありません。
アルミニウム筐体のMacBookシリーズは傷が付きにくい・目立ちにくい素材でできているんでしょうけれど、カバーをかけてみて「こんなに傷が付くのか!」とびっくりしました。1枚目の写真は光が当たって傷や毛羽立ちがよく見えると思います。2枚目の写真は右の方に引っかき傷のようなものが確認できます。
シェルカバーを付けていても、カバーに覆われていない部分は傷が付きます。たとえばヒンジ〜ヒンジの間は無防備です。どこで何にぶつけたのか覚えていませんが、ヒンジのそばに凹みを見つけてしまいました……。
カバーを付けていなかったら、このMBAはどうなっていたか。カバーなしで持ち歩く人を「勇者」と呼びたい。
シェルカバーは傷を防いでくれる=傷を受ける「消耗品」と捉えておくと心が軽いです。
なお2枚目の写真では、滑り止めの丸いゴムが外れてしまっています。こうなるともう、ガタガタが止まりません。この状態でクライアントのオフィスにパソコンを持って行ったら、一日中ガタガタうるさかったですね。
「蹴る」ですが、ノートパソコンを開いた状態でディスプレイ背面から蹴りを入れてしまい、ディスプレイにヒビが入りました。ディスプレイ交換代は45,000円……。
すぐ買い替えられる(破損・気分)
シェルカバーは大体2,000〜3,500円ぐらいで購入できます。もっと安いものだとスキンシールもありますが、貼るのが面倒なのと、エッジ部分の保護が不安なんですよね。シェルカバーは被せるだけで簡単、失敗がなく、ヒンジ〜ヒンジ間以外はほとんどカバーしてくれます。
製品クオリティを気にしなければ、色や絵柄のバリエーションが豊富なので、オフィシャル用・プライベート用で使い分けてもいいと思います。
ちょっと高くてもクオリティが高いシェルカバーがほしい! って方は「CASETiFY」がおすすめです。イラストのバリエーションはイマイチ……ですが。
デメリット
放熱スリットの跡が付く

MacBook AirもMacBook 12インチもファンがなく、本体底面から放熱します。これを妨げないように、シェルカバーには放熱スリットが空いているんですね。
シェルカバーを数年使って久しぶりに外したら、スリットの跡が付いていました……。細かいゴミやほこりが入り込むのは当然として、これを長い間放置しておくと摩擦か何かで傷が付く可能性もあるので、気になる人はシェルカバーをこまめに外して拭くといいかもしれません。
加えて「底面カバーの色」で書いたとおり、パソコン本体に近い色のカバーを使うと安心です。シルバーの筐体に黒い底面カバーを使っていたら、黒い筋が取れなくなりました。
カバーを外す時に傷が付く可能性あり
上部カバー・底面カバーそれぞれが4つの爪で固定されています。爪の引っかかりは浅いんですが、とにかく固い! 外すのに難儀するぐらい固いので、爪が簡単に折れるようなことはなさそうです。少なくとも過去3つ使って爪が折れたことはありません。
その代わり、カバーを外す=爪を外す時にパソコンを落としたり、爪で本体を傷つけたりするリスクはあります。

一番怖いのが、ディスプレイの上辺にある2つの爪です。これを外す時にディスプレイを痛めないように注意してください。何気に装着する時も気を遣います。
手始めに1つ、どうですか
色付き・イラスト付きのものだけでなく、クリアのシェルカバーもあります。「パソコンにオシャレなステッカーをたくさん貼りたいけれど、ミスったら痛すぎて泣く」って人は、クリアカバーを付けた上からステッカーを貼ってみてはいかがでしょうか。カバーを外すだけでおすまし顔のMacBookに着せ替えられますよ。
リセールバリューを少しでも高く保ちたい方、手軽にイメージを変えたい方にもおすすめです!