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雪が積もった翌日の朝、空の色が本当に綺麗で、カメラを構えずにはいられなくなりました。いつも通りPENTAX KPに50mm単焦点のレンズをつけて撮影。しかし……狭い!画角が狭い!この日の空はグラデーションが層になっていて、ひとつひとつの色の帯が広がる様子が撮りたかったんです。

画角を広げるには後ろに下がっt……壁に衝突。これが50mmの限界か。そして考えました。

tamronのズームレンズのワイ端は28mm。十分ではないか。なんならもっと広角にできる魔法の道具があるではないか!

ワイドコンバージョンレンズの実力

それがこちらでございます。ワイドコンバージョンレンズぅ!(ドラ○もんが道具を取り出すBGM)。ですが、私が買ったのは62mmのネジ径で×0.45のロワジャパンのものです。ロワジャパンってなくなっちゃったの?!

マクロレンズと2枚構造、持ち歩きのための袋もついています。重さが361gと、結構ズシッとしてます

ワイコンとりつけ

ブルーアワー

PENTAX K-50 28mm 1/100sec f/4 ISO100

上の写真ではPENTAX K-50にtamron28-300mm F3.5-6.3のズームレンズをつけ、更にロワジャパンの広角コンバージョンレンズ(×0.45)を取り付けて、28mmで撮影しました。ということは?

28×0.45×1.55(換算係数)=19.53

ということになりますか?あってますか?50mm単焦点レンズですと35mm換算で77.5mmですから、かなり画角が違ってきますね。

ワイコンといえばケラレや端の流れが弱点です。確かに左端に写る木の枝が不自然にぼやけてますね。これはおそらく像が流れてしまっているから。しかしケラレは見られません。像の流れはトリミングでカバーするか、Lightroomの歪み補整でなんとかするしかないのかもしれない。

と思ってLrを立ち上げてみましたが、まずレンズ補正として補整プリセットは存在しませんでした。あと、どこをどう補正していいのか分からない!残念!もう少し研究してみます。

周辺が流れてはいますが、魚眼レンズ的な、地球は丸いんだよ的な、空は丸いんだよ的な(丸くない)、そんな印象を与える写真も、悪くないかなと思います。

自己満足、大事!

ワイコンで広がる世界

カメラを変えたりワイコンを取り付けたりしているうちに空の色が変わってしまったのですが、画角が変わると世界が変わる、という写真を。

朝焼け

ブルーアワー

【上】PENTAX KP 77.5mm相当 【下】PENTAX K-50 19.53mm相当(28mm×0.45)

撮影している位置はほぼ同じ(スリッパ履きだったので縁台から動けなかった)。こうして見てみると、50mmレンズって中望遠なんですね。空の広がりを写す、という目的からすると上下も左右も物足りない。もっと後に下がって撮影できれば、周辺の流れも気にせず綺麗な景色が切り取れるとは思うのですが。

ワイコン装着して20mm相当の画角、やっぱり広い!周囲の流れや歪みも相まって、写真の中に吸い込まれてしまうような迫力があります。映り込むと生活感が出ていやだったアンテナも、なんとなく溶け込んでくれているような。

自分らしい景色を切り取るために

カメラ2台あると便利

「あーすごい綺麗!ちょっと、もっと広いの撮りたい!」そう言って家の中に戻り、K-50を取り出してワイコン取り付け。それだけ!カメラが2台あって、それぞれ画角が異なるレンズをつけておけば、SDカードを入れ替えるだけ(2枚あればこれも不要)でシャッターチャンスを逃さずに済むわけです。

レンズの取り替えもさして手間じゃないのですが、ホコリが入らないようにとか考えると私はサッと取り替えられるスキルを持っていないので。

お遊び目的ならコスパも十分

8,980円で購入してますね。広角単焦点レンズが欲しかったんですが金銭的にアレだったので、コンバーターに切り替えたわけです。私はプロのカメラマンではありませんし、趣味と記録と自己顕示欲で写真を撮っていますので、ワイコンならではの弱点が生活に支障をきたすことはありません。

ですので目的がガチでないのなら、ワイコンは安くて手軽で面白い!

S.Nakayama

一帖半執筆工房代表。 デジタルマーケ企業のフリーランスPMとして計9サイトのコンテンツ制作を並行指揮した経験を持つ。 現在は企業の人材育成コンサルやメディア進行管理をしながら、グラフィックデザイン・文章校閲・校正者・ライターとしても活動中。 DigitalCameraWorld認定フォトグラファー、臨床検査技師。