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冬場は防寒も兼ねて使えるヘッドホンが欠かせない私(@saosaoyamayama)です。

でも年がら年中ヘッドホン付けている月島蛍くんみたいな人ではないですし、夏場はちょっときつい。それに、オンラインミーティングでヘッドホン付けていると違和感アリ寄りの大アリです。

ということで今回の主役はワイヤレスイヤホン、のフィット感を上げる「イヤーピース」。以下に当てはまる方にはちょっとしたヒントになるかもしれません。

  • AirPodsを買ったものの耳に合わない
  • AirPodsっぽいイヤホンを買ったものの耳に合わないが悔しいからどうにかして使いたい
  • イヤーフックを使っているがイマイチ
  • イヤーピースを使ってみたいがどれを買ったらいいのかわからない

AirPods型のイヤホンが耳に合わず、すーぐ外れるんです。それをどうにかしたくて試行錯誤していましたが、今回購入したAHAstyle AirPodsイヤーピースが私を救ってくれました。

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AirPodsタイプのイヤホンが落ちにくくなるイヤーピースがあった!

お断りしておきますが、私はAppleのAirPodsを使ったことがありません。でもそれより遡って同じ形状のEarPodsを使っていた時期があります。形は似ていて、ツルンと丸いあの形です。

どうしたらアレ、耳にフィットすんの💢

皆さん耳の中ウエットなんですか? So wet なんですか? 家具スベラーズ付けてるんですか? 耳道括約筋とかあるんですか? 両面テープですか?

ほんっとーに耳に合わなくてカナル型に買い替えるんですが、でも「いやーさすがに昨今のイヤホンはフィット感増し増しになってるっしょ、買おう」で同じ失敗を繰り返す無能ムーブをかましまくっています。つい最近もやりました。

つーことで私の激推し、AHAstyle AirPods用イヤーピースを紹介しておきます。

AHAstyle AirPods用イヤーピース

購入したのはAHAstyle AirPods用イヤーピースです。AirPods用と書いてありますが、私はAirPodsっぽい形のイヤホンに装着して使っています。AirPod Proには対応していません。

なお、太古の昔にEarPodsを使っていた時、同じようなシリコン製イヤホンカバーで失敗しています。今回はAirPodsのバッタ物にAirPods用カバーを付ける試みですから、うまくいくはずがないという博打買いをしました。

こちらが今回の商品。

そしてこちらが「AirPodsっぽい形のイヤホン」です。カラーはブラックにしました。

失敗を繰り返しているだけに、期待値は低めに持っていました。だからこそ感動の閾値も人様より低かったんですよね。

このうえなく感動しております!

結果的には大穴、大成功。この商品作り出した人、天才では? いや、こんな製品があったらいいなーと思って検索した時点で私も天才だったのでは?

と、人間の内面を狂わせる素晴らしい商品でした。まずはAHAstyle AirPods用イヤーピースをざっとご紹介。

商品はこんな感じ

イヤーフック

箱には「EAR HOOKS」と書いてありますね。

イヤーピースはLサイズが1セット、Sサイズが1セットの計2セット入っていて、写真に写っているのはLサイズです。サイズ別に半透明の袋に入っており、開封した痕跡などもなく衛生的でした。白いパッ○マンみたいなものはシリコンケースです(後述)。

カラーはホワイトとブラックの2色展開。ブラックのイヤホンを買って後悔しまくりな私は白を選びました。

イヤーピースのケース

シリコンケースの中央にはスリットがあり、中にイヤーピースが収納できます。金属のリングが付いているので、場合によってはイヤホンの充電器と連結して持ち歩けるみたいです。

イヤーピースの形状や素材

イヤーフック

イヤーピースは全体がシリコンでできており、各部でシリコンの厚みや固さが異なります。

まず本体に密着するカバー部分ですが、意外と張りがあります。張りはあれど結構伸びます。すぐ破れることはないと思うんですが、カバーの端っこにある小さめのホール(上の写真下のイヤーピースの小さい丸穴)は要注意ですね。無理矢理伸ばすと千切れそうです。

イヤーピースにはツノが生えており、これを耳介の軟骨の溝に引っかけて固定します。ツノは中にシリコンが詰まっている感じで空洞ではありません。

ツノの根元

ツノの幅は5mmぐらいですが、カバーに近付くと幅が広くなり、接合部で8mmぐらいに広がってツノの根っこを支えています。そのためツノが根っこからペタンと折れてしまうことはなさそうです。

カナル型の軸部分は、カバーのシリコンをそのまま筒状にした感じで、ツノのような固さはありません。通常カナル型イヤホンの軸部分は、本体一体型の軸の先端にシリコンを取り付けているので結構しっかりしているんですよね。それに比べると、ちょっと頼りなく感じました

イヤーピースとイヤホンの相性

あくまで私の手持ちイヤホンの場合であって、AirPodsではありませんよ!

穴の位置

イヤホンとイヤーピースの穴の数がそもそも違いました。イヤホンの外側には小さな穴が1つ(棒の部分にも1つ)あります。対してイヤーピース側も穴が1つですが、位置がまったく異なります。また内側・体側についてはイヤーピースに穴が2つ、イヤホンは1つです。

内側の穴は位置や大きさが一致しないものの、イヤホンの穴が塞がることはありません。汎用性を高めるために、イヤーピースの穴は広めに作っているのかもしれませんね。

穴の数や位置が違うので、イヤーピースの正しいポジションがわかりにくいです。商品ページの写真を見ながら「これぐらいの角度が正解なのか……」と調整する必要があります。

フィット感

この写真を見てわかると思いますが、シリコンカバーの密着度が非常に高い!

そのため滑りが悪くて微調整が結構大変です。ベストポジションが決まったら写真に撮っておくとか、目印を付けておくとか、何かしらやっておくといいかもしれません。

AHAstyle AirPodsイヤーピースを装着してみた感想

やっと見つけた! って感じですね。買ってよかったです。

落ちない。そしてズレない。これだけで100点。

世の中には、AirPods型のイヤホンが耳に合う人もいるんです。私の家族がそうで「激しく動かなければ落ちる感じはしない」とのこと。でも私は「落ちる」とか「ズレる」の土俵にも上がれない。耳に添えている、みたいな感覚なんです。

添えている? 何、何それ優しさ?

このイヤーピースはカナル型なので、カナル部分を耳に突っ込めばそりゃ落ちないでしょうよ、って思うかもしれません。いや、思うじゃん? でもそれだけじゃないんだな!

カナル部分が頼りないので、無理に押し込んだら軸が変形するはず。でもこのイヤーピースはカナルだけで支えているのではなく、ツノ×カナル×本体で突っ張って支えている感じです。だから首を振っても下を向いてもズレない。カナル部分は多少浮く感覚はあっても、ポロッと外れたりはしない。

ツノ部分は固めとはいえ所詮シリコンなので、耳介の軟骨に強い力はかかりません。だから全然痛くないほげー、もっと早く買うべきだったのでは……。

使用頻度が低いので耐久性はわかりませんが、シリコンだから少しずつ伸びてフィットしなくなるでしょうね。だけど1,000円強でこの快適性が手に入るなら、リピート買いします。

ちなみに今回はお試し購入の意図もあったので2サイズセットを買いました。どうやら1サイズでは販売していないようです。AirPods3用のイヤーピースは1サイズ×3ピースセットが売っています。

AirPods3ユーザーでサイズに不安がなければ、最初から3ピースを買ってもいいかもしれませんね。

イヤホンの充電器

イヤーピースの弱点は、装着したまま充電できないこと。ケースに入らないし、フタが閉まらないんです。そのため、充電する時はイヤーピースを外す必要があります。

……だーかーら! シリコンケースが付属しているわけですよ。なくしたり汚したりしないようにシリコンケースにしまっておくといいよ! ってことです。ありがたや。拝み倒そ。

イヤホン落ちる・外れる問題を解決するイヤーピースの種類

「イヤーピース」「シリコンカバー」などで検索すると、同じような商品がわんさか出てきます。

現在主力になっているイヤーピースは大きく3種類。今回買ったのはそのうちの1つの派生形みたいなものですね。

  • フックタイプ
  • カバータイプ
  • カバー+ツノタイプ
  • カバー+ツノ+カナルタイプ(今回買ったタイプ)

現状のお悩みやイヤホンの用途によって合う・合わないがあると思います。それぞれのザックリとした説明と、メリット・デメリットなんかを書いておきますね。

おお、何かキュレーション記事みたいで恥ずかしい……。

フックタイプ

メリット
  • イヤホンが落下しにくい
  • 音質に影響しない
  • アクセサリっぽいオシャレなのもある
デメリット
  • イヤホンのフィット感は向上しない
  • 見た目がなんか強い
  • マスクとの共存が苦手そう

シリコン製のフックの根元にループがあり、ここにイヤホンのスティック部分を通し、耳に引っかけて使います。

イヤホンそのものに仕掛けを付けるわけではないので、フックが音質に影響を与えることはまずありません。イヤホンは音質ありき、の方も安心ですね。

ただしあくまで「落下防止」用途かなと思います。フック単体でフィット感を上げるのは難しい。

AirPods型イヤホンが耳にしっかりフィットする人が「万が一の落下を防ぐ」用途にはベストじゃないでしょうか。上級イヤホン民専用っすね……。

カバータイプ

メリット
  • フィット感は多少上がる
  • 見た目がほぼ変わらない
デメリット
  • フィット感が上がるとは限らない(イヤホンがデカくなる)
  • そのまま充電できない可能性がある

私がEarPods(iPhone5Sに付属)に装着していたのがこのタイプです。カバーの厚みや摩擦によってフィット感を高めます。

カバータイプで万事解決する人は結構いるんじゃないでしょうか。私は微妙だったな……。厚みのおかげでフィット感は良くなったと感じましたが、シリコンの妙なサラサラのせいであっという間に抜け落ちる。乾燥肌撲滅したい。

現状イヤホンがフィットしないわけではないけれど、もうちょっとフィットするといいな……レベルの人は試してみる価値アリだと思います。

色の選択肢は豊富です。色を変えたくない場合は半透明のカバーっすね。このまま充電できるとか最高……。

カバー+ツノタイプ

メリット
  • イヤホンがズレにくい
  • フィット感は多少上がる
  • 選択肢が豊富
デメリット
  • 耳の形状によってはツノが役に立たない
  • そのまま充電できない
  • カバー型でフィット感が上がらない人は厳しい

カバーの端からシリコン製のツノが生えているタイプです。軟骨の窪みにツノを沿わせて固定感を高めます。

カバータイプでそこそこ効果があるものの時間が経つと浮いてしまうなら、このタイプがおすすめです。カバータイプはフィット感にコミットしますが、ツノタイプは「キープ」に強いんですよね。

ヘアアイロンで前髪をスタイリングして、ケープで形状記憶させる、みたいな。時代を感じる例。

ツノタイプも選択肢が豊富で、カラーもデザインもいろいろあります。いいな〜。

カバー+ツノ+カナルタイプ

メリット
  • イヤホンのフィット感向上
  • ズレない・落ちない・気にならない
  • 音漏れしにくいかも
デメリット
  • そのまま充電できない
  • 音質が変わってしまうリスクは高い
  • 選択肢が少ない

今回買ったタイプですね。あちこちのイヤーピースを見て回りましたが、今のところこのタイプが「全部乗せワガママし放題イヤーピース」でした。

ツノタイプのツノが軟骨の窪みにうまく沿わない場合でも、カナルとの合わせ技ならうまくいくかもしれません。

ワガママイヤーピースのくせに安いっていうのもいいよね、うん。

イヤーピース・イヤーフックを買う前に知っておきたいこと

ニキシー管風時計
右上に写っているのはpioneerのヘッドホン

大前提として耳に合うイヤホンを買うのがベストなんです。イヤーフックなしでストレスなく使えるイヤホンがあれば、それを買いましょう。

というのも、イヤーピース・イヤーフックにも「合う・合わない」があるからです。

選択肢が豊富に見えて、実は多くのイヤーピースは有名ドコロのイヤホン専用品、さらに言えばAirPods専用が優勢です。専用品とは書いていなくてもわざわざ「AirPods」と書き添えてあります。

今回紹介したAHAstyleのイヤーピースも例外ではありません。私のAirPodsまがいのイヤホンには運良く装着できましたが、穴の大きさや位置、アールのかかり方が違うわけです。

個人的な見解ですが、Apple派でどうしてもAirPodが欲しいけれど耳に合わないって人は、AirPods Proを買うべきではないでしょうか。なんか先っぽに丸いやつ付いてるし。語彙力が去って行った。

Apple製品にこだわらないなら、シンプルなカナル型ですかね。私はスカルキャンディのカナル型も検討していたんですが、コレ! っていうカラーリングがありませんでした。スカルキャンディを買うなら色にこだわりたい派です。

カナル型で失敗したことがない私は、カナル型にしておくべきだなと今回改めて感じました。

で、さまざまな口コミを見ている中でかなり驚いたんですが。

「AirPodsをプレゼントでもらったんですが耳に合わず〜」っていう口コミが複数あったんです。誰なの、AirdPodsをプレゼントしてくれるって誰なの?

プレゼントでもらったなら、うん、使っておかないと罰が当たりそうですね。ソッコーでメルカリに出品するか。

せっかくだから使いたいけれど使いにくい。こんな状況だったらぜひイヤーピースを探してみてください。

使用目的によっては有線最強

有線イヤホン最強って感じるケースもあります。音ゲーやっている時に遅延がない。え? ヒプノシスマイクですよ。今はもうやっていませんよ、本当に。

それと、ペアリングミスにより公衆の面前で爆音を出したトラウマ持ちにとっても、有線イヤホンは最強です。

今はMarshallのカナル型有線イヤホンと、pioneerの有線・無線両用ヘッドホン(ひとつ前のいかがわしい色の写真)を使っています。

有線と無線どっちでも使えるとか、最強すぎるだろ。

有線イヤホンの良し悪し

移動が生じないなら有線で何も問題ありません。歩きながら音ゲーする器用な人は別ですが、自宅でじっくりレベル上げに勤しむなら有線でいい。

ただ、オンラインミーティングに際しては一長一短です。

ヘッドセットならともかく、ケーブルの途中にマイクが仕込まれているタイプは服とマイクがこすれる度に糸電話方式で自分の耳元にガサガサが響きます。あれって通話相手にも聞こえているんでしょうか。

有線イヤホンを買うならプラグ形状をチェック

ガサガサ音が気になるかも……とは思いますが、それでもマイク付きの有線イヤホンは1つ持っておくと安心です。なぜなら「つながらない・電池がない」と無縁だから。

その際、イヤホンのプラグと機器のジャックは必ず確認しましょうね〜。

古から伝わるイヤホンプラグは3.5mmってやつですが、最近は3.5mmのイヤホンジャックがないけしからんスマホが出回っています。iPhoneっていうんですけど(私はiPhone13 miniユーザー)。パソコンにつなぐなら、ほぼほぼ大丈夫かな〜。

使用機器に合うイヤホンを選ぶか、アダプタで対応しましょう。私はLightningと3.5mmの変換アダプタを買いました。

しばらくはイヤホンに悩まず済むぞ!

とても良いイヤーピースに巡り会えたので、しばらくはイヤホン落ちる・抜ける問題で悩まずに済みそうです。

もう少し商品展開が幅広くなって、選択肢が増えたらいいなとは思っています。やっぱり同サイズ数ピースは買っておきたいところなので。

イヤホンが落ちる・抜ける問題で長年お悩みの方は、イヤーピースの使用も検討してみてくださいね〜。

S.Nakayama

一帖半執筆工房代表。 WEBコンサル・マーケ企業のフリーランスPMとして計9サイトの運営を指揮。DigitalCameraWorldの認定フォトグラファー。 現在は2社5メディアの進行管理をしながら文章校閲・校正者・ライターとしても活動中。