私だけじゃないはず!
AppleシリコンのMacBook12インチが発売されたら、たとえ20万円超えていても買います。断言できます。いや、昨今の値上げを鑑みて25万円まで出す(ただしメモリ増設)。
欠点すらも愛おしいMacBook12インチを未だ手放さない理由を、つらつらと語ろうと思います。
(MacBook Air M1 13インチが整備品に出てきたら買いますけどね!)←出たけどね
Contents
MacBook12インチのスペックってどうよ
記憶が確かなら、2019年に中古で購入した愛しのMacBook12インチ。基本的なスペックは以下の通りです。
モデル | MacBook(Retina 12インチ 2017) |
カラー | シルバー |
ディスプレイ | Retina/IPS/LEDバックライトディスプレイ(2,304×1,404) |
プロセッサ | Intel Core m3 |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 256GB SSD |
サイズ | 196.5×280.5×約13 mm |
重さ | 0.92kg |
グラフィック | Intel HD Graphics 615 |
ポート | USB-C×1コ 3.5mmヘッドフォンジャック |
カメラ | 480p |
キーボード | フルサイズ LEDバックライトつき |
バッテリー | MAX10時間のワイヤレスインターネット閲覧(公式) |
動作温度 | 10〜35℃ |
見事な吊しモデル。青文字は推しポイント、赤文字は現時点で私を苦しめる点です。
何だかんだ文句を言いながら使い続けていますから、やっぱり愛すべき相棒なんだと思います。
MacBook12インチ3年使用者の推しポイント
挙げればきりがないんですけどね。一部をちょろっと(思い出したら追記します)。
人によってはデメリットでしかない点も、私にとっては愛おしい。
- 小さくて軽い
- 拡張性のなさが潔い
- 有線ヘッドフォン使えるからね!
- キーボード無償交換&おまけ付きだった
とにかく軽い!ノートPCはこうでなきゃ
パソコンが1kg以下ってどうなんですか。モバイルPCじゃないんですよ、これ。
12インチですから、外寸も小さいです。カバンから取り出すと「小っさ!」って言われるレベルのサイズです。
似たようなサイズのものと、大きさ・厚み・重さを比べてみました。
お名前 | ディスプレイ (inch) | 縦 (mm) | 横 (mm) | 厚み (mm) | 重さ (kg) |
---|---|---|---|---|---|
MacBook | 12 | 196.5 | 280.5 | 13.1(最厚部) | 0.92 |
A4用紙 | – | 210.0 | 297.0 | – | – |
iPad Pro(第5世代) | 12.9 | 214.9 | 280.6 | 6.4 | 0.68 |
MacBook Pro M2 | 13.3 | 212.4 | 304.1 | 15.6 | 1.40 |
MacBook Air M1 | 13.3 | 212.4 | 304.1 | 16.1(最厚部) | 1.29 |
MacBook Air M2 | 13.6 | 215.0 | 304.1 | 11.3 | 1.24 |
MacBook Pro M1 Pro/Max | 14.2 | 221.2 | 312.6 | 15.5 | 1.60 |
A4用紙よりも小さい、っていうのは発売当初よく聞きましたね。だからなんだって話でしたが、本当に小さい。
12インチが13インチにアップすれば、当然外寸もアップしますわな。いくらMacBook12のベゼルが広いといってもね。
ポラロイド写真かよ。
ディスプレイは12インチでも、ベゼルが太いので外寸はかなり大きくなるのでは? と思ったんですが。
- 無印12インチ→Pro13.3インチ:+縦15.9mm・横23.6mm
- Pro13.3インチ→Pro14.2インチ:+縦8.7mm・横8.5mm
Proと無印MacBookでは縦横比が異なるのでしょうけれど、13インチ台の機種と比較して縦も横も1cm以上小さいMacBook12って、ちょっと頭おかしい小さすぎですね。
では、重さはどうでしょうか。
- MacBook Pro 16:2.1kg
- MacBook Pro 14:1.6kg
- MacBook Pro 13:1.4kg
- MacBook 12:0.92kg??
バグかな? 12インチはバグかな?
16→(架空の15)→14→13インチまでは「1インチあたり200〜250gかな?」という計算ですが、12インチに変わった途端なぜか450gほど落ちます。
ちょっとだけ飲んで「もういいかな」と思って放置した500mlのドデカミンのペットボトルぐらい違います。
さて、注目したいのが厚みです。MacBook12やM1までのMacBook Airなどは、くさび形シェイプが採用されていました。キーボードの手前が薄く、奥に行くに従って厚みを増す形状です。
それが2022年発売のMacBook Air M2から、全体の厚みが均一になりました。何ということだ、そうやって長いものに巻かれるのか、Airめっ!
今回比較したなかで(A4用紙とiPadを除いて)最も薄かったのは、MacBook Air M2です。ただ、実際に手に持った感じはどうなんでしょうか。
- どこを持っても1.1cm厚のノートPC
- 持つ場所によって厚みが0.35cmだったり1.3cmだったりするノートPC
最厚部の差は2mmですが、最薄部は7.5mmの差があります。MacBook12のほうが薄く感じるんじゃないかな〜と思っています。
拡張性の捨て方がえげつない
MacBook12といえば「外部機器の接続ポートがUSB-C×1コだけの孤高の存在」ですね。充電中は何も接続できないだの、ハブが必須だのいわれていました。
買えよ、ハブぐらい💢
私がこのPCを手に入れた2019年時点で、USB-Cのハブって結構高かったんですよね。最安で4,000円台だったかな。
でも、ハブを1つ持っていれば仕事はできます。HDMIポートやSDスロットがある適当なハブを買って、メイン機として使っていた時期があります。
ケーブルがゴチャっとするのがダサい? それポートの有無と関係ないやんけ💢 あらゆる機材がbluetoothで接続できる今、ポートの1つや2つ犠牲にしたって問題ないんです。
と、言いながら……。なぜかヘッドフォンジャック残留!
有線ヘッドフォン・イヤフォン勢に優しい
無駄をそぎ落として軽量化をはかっているMacBook12が、なぜかヘッドフォンジャックは残した。このアンバランスさが最高ですよ。アナーキスト、イエァ! 何なの、あまのじゃくなの? あァ!?
なぜiPhoneからイヤフォンジャックを消した? 「みんなAirPods使っているだろう? アハァン」って話ですよね。
AirPods、全然使ってねーわ、その前に持ってない。
無線イヤフォンは、接続できていないまま楽曲を再生してしまったときの衝撃がトラウマになっているので、基本的に使っていません。だからヘッドフォンジャックを残してくれたことに大変感謝感謝です。
マーシャルの有線イヤフォンをメインで使っています。ヘッドフォンはpioneerの有線/無線両対応のものをチョイス。
キーボード無償交換してもらった
特定のキーが反応しにくくなり、重い腰を上げて銀座のAppleストアへ。キーボードの修理プログラムの対象機種だったんですよね。
結果、トップケースごと交換となりました。キーボード+バッテリーが新品になったわけです。
中古PCで心配なのはキーボードとバッテリーの劣化具合なわけで、それが丸っと交換してもらえたっていうのは愛着倍増のトリガーになりました。
MacBook12インチ3年使用者のやせ我慢ポイント
発売から5年経てばあちこちガタがきますよ。それに加え、メイン機としてメモリ16GBのMac mini→M1 Mac miniにしたことで非力を実感する場面が一気に増えました。
▽M1Mac miniではしゃぐ様子は以下の記事から。
文明の利器なんてそんなもんでさァ(沖田総悟)。サブ機と割り切り、用途を限定して使っています。
- 執筆
- チャット系返信
- コーディング
- Notionいじり
- 軽いスプレッドシート操作 など
ダウンロードファイルはこまめに消してごみ箱はカラ、SSDには基本的に書類を保存しません。アプリも厳選していますが、それでも「そろそろしんどいぞ……」と感じるポイントを4つほどひねり出してみました。
- 画像関係そろそろキツい(CPU・メモリ?)
- 負荷かかるとめっちゃくちゃ熱い!
- 寒いと動けなくなる
- バッテリーって何だっけ
そりゃ傷もつきますって。でもでもでもでも「そんなの関係n使い続けますよ!
RAW現像が!PSD編集が!キツい!
RAW現像のためにインストールしたLightroomは、立ち上がりが遅く軽快な動きにはほど遠いものの、良い仕事をしてくれました。
時は過ぎ、LuminarというRAW現像ソフトを入れたら……落ちる落ちる。考えているフリをしながら寝落ちする人、サイテー。
あとは画像っすね。レイヤーが二桁超えたあたりで動きに違和感が出てきますが、見て見ぬふりをすると恐るべきタイミングで落ちる。こまめに保存すると、保存ボタンを押すたびに虹がかかる。
CPUもメモリもアップアップなんでしょうね〜。このあたりは仕方がない。やむを得ない場合を除いて、MacBook12ではRAW現像や画像編集をしなくなりました。
すぐ熱を出す
ちょっとがんばるとすぐ熱を出す人っているじゃないですか。京都・奈良の修学旅行前の下調べで、平等院鳳凰堂のイラストをめちゃくちゃがんばって書いた人が、修学旅行当日に熱を出す、みたいな。
ファンレスのMacBook12は、結構発熱します。
最近は執筆以外だとコーディングに使うことが増えました。その場合、同時起動するアプリは5つぐらいでしょうか。
- Chrome 5タブぐらい
- VS code
- Local
- BISCUIT(SlackやChatworkなどを常時立ち上げ)
こんな感じで作業を始めると、あっという間にほかほかしはじめます。激重スプレッドシートで作業すると、リストレストのあたりがほかほかを通り越してアツアツになります。
あれこれ欲張って作業するとMacBookを膝の上に乗せておけないレベルになり、Macからは「そろそろアプリ閉じいや」と注意され、すべてのアプリの動きが鈍化していきます。
ユーザーによく似て寒さがニガテ
MacBook12、寒さに弱くて……。公式によると動作温度は10〜35℃でした。確かにその通りです。冬は電源取りながら立ち上げています。それでも動きは鈍く、眠い目をこすりながら徐々に動き始めるような状態です。
実は私が本っ当に寒さがニガテで、好き嫌いの問題ではなく体がついていきません。少年野球で長時間外にいると体温下がりすぎて、その反動で帰宅後に38℃近い熱が出ます。
変温動物かよ。
そんなわけで、冬場にMacBook12を持って外出するときは、ACアダプタを忘れずに持っていきます。これを忘れてファーストキッチンに入り、痛い目見ました。
ほぼ常時電源接続でバッテリーの意味…
バッテリー=蓄電ですよ、電気を蓄える。でも私のMacBook12は「老後っていうのはねぇ、蓄えを使う時期であって、蓄える時期ではない」と思っているので、充電があっという間になくなります。
バッテリーの消費スピードも早いので、30%切ったあたりで焦りながらケーブルつなぎます。本来はあまり良い使い方ではないのでしょうけれど、最近は電源つないだまま使っています。
バッテリー交換しよっかな……と思って業者に問い合わせてみたところ、38,500円(工賃+バッテリー・税抜)だそうですよ。
また電源をつながない状態でスリープ解除(フタ閉じた状態から開く)すると、一旦起動したように見せかけて即ブラックアウト、応答しなくなることがよくあります。充電が100%だとしても同様です。
エアコンは電源を入れたときに最も電気を食うっていいますが、MacBookもそうなんですかね。ファーストインパクトにバッテリーがついていけない。電源供給しながらスリープ解除する分には問題ないんですよ。
裏切り者の末路→Air購入
この原稿の本文を書き上げ、せっかくだから写真はPENTAX QS-1で撮るか〜なんつって、日を置いたんです。
写真を撮り、お昼に「天下一品」のカップラーメンを食べるためにお湯を沸かしていたら ……。
Appleの整備品が! 増えている! しかも、狙っていたMacBook Air M1の16GBモデルがァァァァァァ!!!!!
12万円台で! 売っている! アッー!
買っちゃいました……。そりゃ買うでしょ、買うわ。買ったわ。お湯注いで4分で買えると思ったら、Apple Payに登録しているクレカが何だったか思い出せなくて右往左往したので、麺がのびのびになりました。
というわけで、恐らく近々MacBook Airレポを投稿します。