今年もペンハウスさんの福袋を買った私(@saosaoyamayama)です。
紙もの来い、と念じまくっていたのが伝わったのか、ノートやメモがたくさん入っておりました。狂喜乱舞のお正月。
というわけで今年も開封レビューしますよ〜。総額を知りたい方は記事の最後をご覧ください。
こんな人はぜひ
今年ペンハウスの福袋を買うか迷って買わなかった人、ビジネスは……と思ってスルーした人、ぜひ地団駄踏んでください。
2022年台湾福袋の開封レビューはこちら↓から。
Contents
- 1 Orobianco|L’unique
- 2 ASHFORD|ビバーチェ ペンケース(ブラック/パープル)
- 3 trystrams|JUBILEEgg ノートブック A6 横罫
- 4 trystrams|SKETCH BOOK 3mm方眼
- 5 OGUNO|mahora note B6 網かけ横罫
- 6 LIFE|RECENT MEMO セミA5 5mm方眼
- 7 LIFE|マージンメモ セミB7 5mm方眼
- 8 ツバメノート|サンリオキャラクターズ 無罫
- 9 Schneider|K1
- 10 OHTO|no-noc
- 11 DAIGO|すぐログ プラン 5mmドット
- 12 MIDORI|まいにちのやること付せん
- 13 MIDORI|D-clipsイヌ柄
- 14 日記練習簿
- 15 Beahouse|ココロを贈る祝儀袋 ハート
- 16 【総評】確かにビジネス福袋だった(一部除く)
Orobianco|L’unique
今年のビジネス福袋の目玉、オロビアンコの複合ペンです。万年筆ばりに立派なケースに入っていました。ズシっと重い。
「オロビアンコ ルニーク」というシリーズです。ルニーク専用のボールペン替え芯もあります。
オロビアンコは革のカバンや革小物のイメージがありました。文房具も作っていたとは(多分イルビゾンテと混同している)。
オロビアンコの製品はどれも「いい値段」なので、福袋に入っていなければ使うことはなかったと思います。こういう出会いが福袋の醍醐味ですね〜。
赤・青のボールペンとシャーペンの複合タイプで、キャップをクルッと捻ってペンを切り替える回転式です。
0.5はシャーペン、青と赤のマークはもののけ姫のアレじゃありません。カシミアヤギらしいですよ。カワイイ。
ルニークのボールペン本体は廃盤になっているのか、公式サイトに載っていませんでした。
現在公式サイトで販売している複合タイプは「ラスクリベリア トリプロ」で、形状はルニークと酷似しています。ただラスクリベリアのクリップには「Orobianco」しか彫られておらず、ルニークのほうがカッケーなと思います(個人的な感想)。
普段Lamy Safariのプラスチック製ペンを使っているので、真鍮の冷え冷え感は緊張しますね〜。
で、重い。32gあります。多分太字のボールペーンと相性がいいと思います。太字でガガガッとサインするようなイメージ。
ラスクリベリアが日本製とのこと。ルニークも多分日本製でしょうね。
定価 5,500円(税込)/日本製/材質 真鍮/重量 32g
ASHFORD|ビバーチェ ペンケース(ブラック/パープル)
ビジネス福袋の第2の目玉、アシュフォードのペンケースです。
黒の型押し牛革ベースで、アクセントに紫を使っています。暗い紫ではなく、どことなくクリーミーな紫なので黒に負けていません。
ファスナーを開くと、紫の布張り! 何だろう、好き……。
材質・デザイン・サイズ・色からして、大学生や社会人向けかなと思います。若い頃は型押し革の良さがわからなかった。
カシメでマチが確保されているので、革が柔らかくなっても型崩れしにくいと思います。
黒で汚れが目立たず、型押しは傷が目立たず、長く愛用できるペンケースでよかったです!
定価 5,170円(税込)/原産国 日本/生産国 中国
ビバーチェのペンケースは手に入りにくくなっているようです。後継としてカラーリングが似ているのは「ソーホー」でしょうか。パンチングレザーですが……。
trystrams|JUBILEEgg ノートブック A6 横罫
トライストラムスとテキスタイルデザイナー・シミズダニヤスノブさんのコラボアイテムです。
JUBILEEggはバッグインバッグがかなり有名ですね。ノートも出しているとは知りませんでした。
福袋に入っていたのは「kakera」と名付けられたブルーの柄帯が巻いてあるノートです。上からPPのカバーがかかっています。帯を外せばシンプルな白い表紙のノートに。
「JUBILEEgg」のロゴがキラキラ(箔押し)で、背表紙は寒冷紗仕上げです。
寒冷紗は背表紙の補強目的で使われますが、こうやって表に出ているノートも時々見かけますね。あー好き。アミアミ好きです。
ノートを開いてみたところシンプルな横罫(6mm間隔)と少し隙間を開けて、用紙のフチに短い罫線がありました。
横罫とは幅が異なる5mm間隔の罫線は「見出し罫」だそうです。ここをマーカーで色付けして見出しとして使うってことですね。
上質紙70枚で厚みがあるうえ表紙もしっかりしているので(ハードカバーではありませんよ)、外出用にしてもいいかな〜。手に持ったまま筆記しても辛くないと思います。
定価 550円(税込)/日本製/用紙 上質紙 70枚/罫幅 6mm
trystrams|SKETCH BOOK 3mm方眼
トライストラムス製・コクヨ測量野帳の限定バージョン!
実は測量野帳、はじめてなんです……。
色はベージュ、どちらかというとクリームイエロー気味でした。
同じ色の遊び紙を挟み、中身は青線の3mm方眼です。ミシン目はありません。
ハードカバーで縦長形状、立ったままの筆記にピッタリです。何かを思い出すなぁと思ったら……SONYのXperiaだ!
私みたいにズボンのポケットに何でも入れちゃうタイプの人は、ポケットに入れられるサイズ感。
しかも上質紙なので適度な厚みがありつつ糸かがりで開きが良好。こりゃ持ち出し用ですなー!
裏表紙の箔押しがカッコいいですね。
『proudly made in Japan by trystrams』
定価 440円(税込)/日本製/用紙 上質紙(160×91mm) 40枚/3mm方眼
OGUNO|mahora note B6 網かけ横罫
昨年の台湾福袋にも入っていたmahoraのノートです。
今回はミント! 色が優しいです〜。
8mm間隔の罫は1段おきに色付けされていて、罫線はありません。
横罫は罫線が気になって使いにくい……って人でも、ほぼほぼ無罫ノート感覚で使えると思います。
色が美しい&優しいので、万年筆で、普段あまり使わないインクで色の組み合わせを楽しみたいですね〜!
定価 462円(税込)/日本製/用紙 上質紙50枚/罫幅 8mm
LIFE|RECENT MEMO セミA5 5mm方眼
お待たせしました、お待たせしすぎたかもしれません。LIFEの紙モノ!
RECENT MEMO、色は「あずき」です。色名からして可愛いじゃないですか。
色はこの↑画像が一番近いと思います。
あずき色に金の箔押し、表紙の表面加工も上品すぎる……。
和洋折衷?
中は薄いグレーの5mm方眼です。ノドにほうにミシン目がありました。
誰かに「紙ない?」って言われたときに、このミシン目が役立つんですよね〜。紙ってあれね、トイレットペーパーではなく。
公式サイトには「インデックスページ付」とあります。中表紙のことですかね。
タイトルや概要が書けそうです。
表紙は薄く柔らかくて、用紙も薄手。58ページあるとは思えない薄さです。用紙名はわかりませんでした。
大きめの手帳を使っている人や学生さんは、サブノートとして挟んでおくと便利だと思います!
私は何に使おうかな〜。
定価 440円(税込)/日本製/58ページ
LIFE|マージンメモ セミB7 5mm方眼
LIFEの紙モノ、2つ目はマージンメモです。
表紙がハチャメチャにカッコいいです。写真だとグレーっぽく写っていますが、実際はクラフト寄りというか……ダンボール寄り?(失礼)
「マージン」の名の由来はマージン罫にあります。
ベースはブルーの5mm方眼で、ノドから2.8mmあたりにピンク色のマージン罫が引いてあるんですね。
東大生のノートだっけ? ノートの端に少し余白(マージン)を取っておくっていうのありましたよね。あんな感じで使えます。
高校時代、今はなきソニープラザ(現PLAZA)で売っていたメイドイン外国のルーズリーフとまったく同じ配色です。懐かしい。ただしメイドイン外国のルーズリーフとの決定的な違いは紙質ですね。
マージンメモの用紙は「Lライティングペーパー」なので! そんじょそこらの野良紙とは違うんですよ! ツルツル、サラサラ……。
マージンメモは片面が方眼、片面は無罫。糸かがりではなく糊仕上げなので、ザクザクっとメモしてピリピリッと剥がして「○○さんから電話ありましたよ」という伝言メモ的な使い方ができます。
ミシン目はうまく切れないことがあって気を遣いますが、糊付けなら安心。
定価 385円(税込)/日本製/用紙 Lライティングペーパー 80枚
ツバメノート|サンリオキャラクターズ 無罫
出たな、コラボノート! ツバメノートです。
以前も福袋(ペンハウスさんだったか不明)にミニーマウス×ツバメノートが入っていました。今回はサンリオ、しかも正方形!
正方形の横罫なんてどうやって使えば……と思っていたんですが。
無地だった! 無地なら使い道はいろいろありますね。これはいい。ただしサンリオなので、持ち歩き用にはしません。
もちろん用紙はツバメのフールス紙。独特の模様が浮かんでいます。素敵。
中性紙は保存性が高いんだそうです。
もしかして日記練習簿(後述)の模造紙も中性紙なのでは……。
15.8cmって結構コンパクトですね。
正方形のデカいノートだと「無駄がないように使わなければ」と考えてしまいますが、今回のツバメノートなら惜しげ無く使えそうです。
定価 418円(税込)/日本製/用紙 フールス紙 30枚
Schneider|K1
今年も来た来た、シュナイダーのボールペーンです。
私の好みを知っていてこの色を選んだのか!? と思うぐらいドンピシャの青でした。
今回は青ボディで青インク。昨年はシュナイダーのofficeというモデルで、緑色のボディ、緑のインクでした。
Schneiderの白い文字が、青ボディにめちゃくちゃ映えますな〜。
officeはクリップに文字が彫り込まれていましたが、個人的には印刷のほうが好きです。
ドイツ製の文房具ってどうしてこんなに愛らしいのでしょうか。頭おかしくなる。
定価 440円(税込)/ドイツ製/重量 11g
OHTO|no-noc
オートのシャーペン・no-nocは、一昨年? あたりの福袋にも入っていました。今年は緑色!
前回のシルバー(販売終了)は仕事机に置いています。今年仕事場での出番No.1でした!
一度ノックすれば自動で芯が出るのがこのシャーペンの特徴ですが、私は考え事しながらノックするタイプなので、あんまり意味はないかな。
書きやすいから使っている感じです。
定価 550円(税込)/軸 アルミニウム/重量 20g
DAIGO|すぐログ プラン 5mmドット
書きたいときにすぐログが取れる「すぐログ」。
- 小さい
- 鉛筆付き
- しおり付き
すぐ書くために必要な要素しかない。言うことなし。はい、解散。
しおりが付いた鉛筆、が付いています。小さい鉛筆って大抵丸軸でコロコロ転がり落ちて芯が折れたり、家出したりするんですが、すぐログの鉛筆は六角です。素晴らしい。
鉛筆を入れる場所も確保されています。
この鋲は何なんだ、パンキッシュなメモ帳か? ピストルズ推しか? と思ったら鉛筆だったんですね〜。
鉛筆にしおりが付いているっていうのも頭良すぎる。中身は5mmドットです。
無地のほうが万人受けしそうなイメージですが、こういうメモ帳って「リスト」に使う人が多い気がするんですよ。買い物リストやTO DOリスト。
複数の項目を並べる場合、ある程度揃えて書きたくなるのが人間ってモンじゃないすか、姐さん。
でも方眼ほどのアピール力はないので、フリースタイル派の人も使いやすい。それがドットのメリットだと思っています。
表紙はPUなので、汚れを気にせずガンガン持ち歩いてガンガン使えまっせ、姐さん。
定価 715円(税込)/日本製/用紙 中紙 144ページ/5mmドット
MIDORI|まいにちのやること付せん
チェックボックス備え付けの付せんでございます。上部のDate部分に日付を記入して使います。
日付じゃなくてもいいんです。ただ、何か意味があるものを記入してください。
といいますのもこの付せん、めちゃ頭いいんです。さすがMIDORIだわ〜。
付せんの糊が、用紙の上ではなく下に付いています。普通は上ですよね。
上に糊がないので、ノートや手帳の上にピョコッと頭を出して見出しとして使えるんです。
用紙幅が5.5cmで決して大きくないのに容赦なくナマケモノの絵が散らばっているので、字が大きい人は邪魔かもしれません。
定価 374円(税込)/日本製/24枚/95mm×55mm
MIDORI|D-clipsイヌ柄
スライドケースに入ったステンレスクリップです。イヌの形をしています。イヌ以外にもラインナップが豊富なようです。
かなり昔の話ですが、無印良品で買ったネコクリップと同じ感じです。ただ、無印は1ケースに3パターンくらいのネコクリップが入っていました。
D-clipsもそうだったらよかったかな〜。
旧パッケージなのか、公式オンラインショップには黄緑色のパッケージで掲載されていました。
定価 660円(税込)/中国製
日記練習簿
こういうのをぶっ込んでくるペンハウスさんが大好きです。
台湾の日記帳、ではなく「日記練習簿」です。自己満足の日記ではなく、書いたら学校の先生にチェックしてもらうための日記帳ってことなんでしょうね。
それにしても、日記って「訂正」が入るんですか……。
原稿用紙に似たマス目が15マス×7行、用紙は18枚です。1日1ページなら36日分書けますよ〜。
裏には時間割表があります。小学生のころ、こういうの好きだったなあ。
学習帳の裏表紙に必ずありましたよね。
下に「保存期限:永久保存」って書いてあります。
ノートの保存期限なんて考えたことがありませんでした。模造紙ってそんなに強いのかな?
定価不明(参考8ドル)/台湾製/用紙 模造紙18枚/1.1mm×1.1mmマス
Beahouse|ココロを贈る祝儀袋 ハート
ご祝儀袋が入っていました(中身はない)。
文房具大好きって言っていながらBeahouseさんを知りませんでした。全力でスライディング土下座ものです。
文具クリエイターのアベダイキさんがお一人で運営している文具メーカー。メーカーとはいえアベさんが製造しているわけではないです。
たとえばこのご祝儀袋、水引部分は愛媛の伝統技能工芸士が、和紙は大阪の印刷職人の手で美しいグラデーションを作っているのだとか。それと水引を支えるように巻かれている不織布は土佐のもの。土佐といえば土佐和紙ですよ。
袋を開くとハート型になるんだってよ……。誰に贈ろうかな……。
結婚ブームは終わってしまったので、いざという時まで大切に保管しておきます。いざという時に使いたくなる素敵なご祝儀袋でした。
定価 880円(税込)/日本製/本体・封筒・金箔札2種・御祝札・無地札入り
【総評】確かにビジネス福袋だった(一部除く)
ビジネスシーンで万年筆を常用している人はあまり見かけないし、大抵は複合ペンを使っている気がします。
ペンケースを持ち歩くとすれば小さめだし、ノートやメモはユースケースによって使い分けている。
そう考えると、今回のビジネス福袋って看板に偽り無しでした(サンリオと日記練習簿除く)。
さて、総額も出しておきましょうかね。
- ビジネス福袋:9,999円
- 定価総額:16,984円(日記練習簿除く)
どこもかしこも不況にあえぐ中、ペンハウスさんのビジネス福袋は(日記練習簿を除いても)昨年の台湾福袋(9,999円)の定価総額を超えていました!
一生ついていきます、ペンハウスさん……。
2022年の台湾福袋の開封レビューはこちら↓から。