自作手帳を作り替えることにしました。
切っ掛けはペンハウスさんのビジネス福袋に入っていた「すぐログ PLAN」です。
福袋の文具をお道具箱にしまうときにすぐログだけ滑り落ちてしまったようで、床に転がっていました。それを拾ってスマホ(手帳型)に挟んで部屋を移動したんですが。
おや? おやおや?
- すぐログがもう少し小さければスマホに挟んで持ち歩けるのでは?
- すぐログがもう少し薄ければスマホに挟んで持ち歩けるのでは?
はい来た、自作のYOKAN。
今回は小さすぎる手帳の活用プランと併用するスマホアプリ「minical」について書きまーす。
Contents
完成形(仮)はコチラ
完成形と言いつつも、ペンホルダーも考えたいし、ページが開かない工夫もしたいので「仮」としています。
このスマホケースは見てわかるとおり自作です(縫い目が酷い)。右側は革を5枚縫い合わせてあって、カードポケットが3つ、横入れポケットが1つあります。
今回作った手帳の裏表紙は少し長く作って、カードポケットに差し込みました。何か使い勝手が悪いな……と思ったら元のスマホケースに戻せるように……。
用紙はB7を使っていて、中綴じ製本(?)です。
手帳を閉じるとこんな感じ。表紙は要らないかな……と思ったんですが、うっかりキムチうどんの汁が飛んだら染みになりますよね。
そういうので一気に「あー手帳変えよう」って思ってしまうクズなので、水に濡れても大丈夫な素材を使いました。
これ、実は「とある手帳」の部品なんですけどね……。
スマホ(iPhone12 mini)にはカレンダーウィジェットが表示されていますね。予定は黒塗りしてありますが、実は細かい文字で予定も表示されておるのです。
小さすぎる手帳の問題点と解決方法
すぐログは112mm×61mm、とても小さいです。iPhone12 miniが131mm×64mmなので、それよりも小さい。ただし厚みがあるのでスマホケースには収まりません。
もろもろ検討した結果、今回の手帳サイズはB8(91mm×64mm)で進めることにしました。
こんなに小さい手帳をどう使うか。このサイズで手帳を作った場合の問題点と解決方法を考えると。
- 月間ブロックを作るとマスが小さすぎる→週間だけにする
- 1ページ1週間にすると用紙枚数が多くて厚みが出る→1ページ2週間にする
- 月間がない分週間に書くことが増えてスペース足りない→月間はスマホで補う
今回の手帳で最も「これだ!」と思ったのが3つ目、月間はスマホで補うってヤツです。
月間ブロックは不要・週間だけにする
B8セパレート(上が月間・下が週間のような配置)っていうのは現実的ではありません。記入スペースを考慮すると、見開き(B7)1ヵ月が限度です。
でも見開きで月間ブロックを作る場合、1週間を3日と4日に分ける必要があり、当然4日側は記入スペースが狭くなります。以前は土日を狭くしていましたが、最近は土日にも予定が入るようになってきたので……。
ちなみに試算段階で月間ブロックの記入スペースは15mm四方でした(上キャプチャ)。印刷すると更に小さくなるのでちょっと厳しい。だからといって半月見開きにすると使いにくそう。
ということで、今回は週間のみに絞ることにしました。
用紙枚数と記入スペースの兼ね合いで1ページ2週間にする
現在のスマホケースをそのまま使用する場合、手帳が厚すぎるとフタ(?)が閉まらなくなります。
自作ケースなのでまた革を買って作り直せばいいのでは? とも考えましたが革は使い込んでナンボ(栃木レザー)だし、尻ポケットにスマホを突っ込む派なので厚みはできるだけセーブしたい。
では1年分の記入ができる手帳を作る場合、厚みはどれぐらいになるんでしょうか。計算してみることに。
1年を52週間として、淡クリームキンマリ90kgの厚みが0.12mm。
- 週間レフト:52枚(104ページ)6.24mm
- 1ページ1週間:26枚(52ページ)3.12mm
- 1ページ2週間:13枚(26ページ)1.56mm
3mmオーバーって結構分厚いんですよ。表紙を付けることも考えると3mmは厳しい。
もっと薄手の用紙使えばいいってことで見切り発車したものの、印刷してみたら容赦ない裏写りに苛まれました。小さい紙にびっしり裏写りとか、ホラーだわ。
ということで、今回は1ページ2週間のバーチカルにします。
ちなみにスマホカバーに使っているレザーはこんな感じのもの↓↓
スマホ併用である意味セパレート
1ページ2週間にすると、試算段階で25mm×10mmの記入スペースです。月間ブロックがないので、この記入スペースにありとあらゆる情報を書き込む必要があります。
今までの手帳は上下セパレートで月間を参照しつつ週間が確認できる、つまり月間ブロックには「見出し」的なものを書き、週間ページには「詳細」だけ書けばよかったんです。
やっぱり月間ブロックは必要だろうか……。あ、あ……。アッー!!!!!
スマホとセットで使おうZE!
iOSのウィジェットで月間カレンダーを表示させればいいじゃない。
- スマホ:月間ブロックをウィジェットで表示・予定の通知可
- 手帳:4週間見開き
天才なのでは? こうすれば月間ブロックを見ながら週間ページに記入できます。しかも紙の手帳の弱点である「通知できない」を3割ぐらい補えるのでは?
ただし、希望に合致するウィジェットがあるかどうかなんですよね〜。
あった。
予定表示可能なカレンダーウィジェット発見
ウィジェットのカレンダーに求める条件は以下のとおり。
- 日付だけでなく予定も表示できる
- iOSのカレンダーAppと同期できる
- 月曜始まりにできる
この条件を満たしたアプリが「minical」です。
表示項目や文字サイズ・色・言語など自由自在(で無料)
minicalは文字サイズが変更できるうえ、ステップ(変更幅)がかなり小さいので調整しやすいんですよ〜。
iPhone12 miniの小さいディスプレイでも予定がある程度表示できるよう、文字サイズも結構小さくしました。
月名や曜日の言語も変えられますよ。助かる!
天才的な4週表示(で無料)
普通のカレンダーアプリは1ヵ月表示ですよね。たとえば1月31日時点で表示されているカレンダーは1月分なので、「2月1日の予定を確認したい」と思ったら次の月に切り替えます。
でもminicalは「今週含めて先4週間」の表示ができるんですよ〜。天才だな?
つまり1月31日の時点で2月26日(日)までのカレンダーが表示されとるわけだ。
過去の予定を表示させたければそのようにできるし、とにかく設定の種類が豊富でした。
当然各種大御所カレンダーと同期(で無料)
私はApple謹製カレンダーAppを愛用しています。もちろんminicalはこのデータと同期可能(iCloud経由)ですし、GoogleカレンダーもOK。
色分けしているものはminicalでも色分けされていて、至れり尽くせりです。
レビューには「広告がうざい」とありましたが、いやいや、これだけの至れり尽くせりならむしろ少ないぐらいです。
実際どう使っているか
ちょっとあの、もろもろそのままキャプチャをアップしたらマズそうだったので(I飼S晴的に)フィルタかけています……。
iPhoneのウィジェットはロック画面にもホーム画面にも置けますが、手帳と併用するカレンダーはホーム画面に設置しました。
- ロック画面:今週含め2週間のカレンダーと数日内の予定
- ホーム画面:4週間のカレンダー
ロック画面は数秒で消えてしまいます。iPhone12 miniのFace IDは腹が立つほど精度がいいので、ロック画面を何度も表示させるより顔認証させちゃうほうが早い。
なのでホーム画面の上部にカレンダーを置いています。
手帳作りは不満を潰す作業
昨年はiPad miniを新調して自作のPDFデジタル手帳を使い始めたものの、カレンダーアプリとの連携ができないので通知設定もできない。
あと自分が小さい手帳派だってことを忘れていました。iPad miniはデカい(嘘だろ……)。
自作のセパレート手帳は使いやすいけれど、通知設定はやっぱりほしい。カレンダーアプリに登録した予定を手帳に書き忘れる。だってスマホが手元にあるからって手帳が手元にあるとは限らないからね!
DAKARA、だからスマホと手帳の連動ですよ、ハイ。
なお次回から何回かに分けて手帳の中身作成です。スプレッドシートを使って「永久不滅の手帳シート」を作っていきます。