今から20年ほど前、みなとみらいの日本丸パークで開催されるフリーマーケットに行きました。なんとなく目にとまったコレの第一印象。
テレビ台のミニチュア。
デジタル時代に愛したくなるカメラ
需要無さそうだな。手に取ってみると「Kodak」のロゴ。おや?ブルーシートにあぐらをかく髭のおじさんが言いました。
「それねえ、昔のアメリカのカメラ。珍しいでしょ」
デジカメが安価になり広く普及していた頃でしたので、逆に新鮮に見える訳です。
「見たことないです。珍しいってことは高いんでしょ?」
「500円でいいよ」
ごひゃくえん
フィルムは手に入りにくいし現像代はかかるけれど、と言われたけれどとりあえず買いました。フィルムスキャナでもあれば今でも使いたいんですが……。
本日ヤマダ電機にフィルムを探しに行きましたが、生憎置いておりませんでした。ポケットカメラ、110(ワンテン)フィルムです。
上から見てみる
オレンジの丸い部分がシャッター、右のオンオフはフラッシュのチャージボタンになります。中央の小さな四角はフラッシュ待機で光ります(が、壊れてしまった)。
試しに電池を入れてしばらく待つと……
「キュイィィィィィィン」
懐かしい音が!そしてシャッターを切ってみると、これまた懐かしいフラッシュの光。一眼レフを使い始めてからフラッシュは使ったことがなく、独特の攻撃的な光は久々でした。
前から見てみた
左側の写真は撮影時の状態。使い終わったときにファインダー(フラッシュの隣)についているノブを動かすと、レンズとファインダーの蓋が同時に閉まります(右の写真の状態)。
すっごくアナログで、すっごく可愛らしい。
後ろはこうなっている
フィルムはここに入れます。110フィルム、もう生産されてないんですよね。国内在庫をちびちび消費していくしか……。あ、でも以前ヨドバシに110探しに行った時、ロモ用のフィルムになります~みたいなこと言われたような?!
amazonさんでも豊富ではありませんでした。
LOMOから販売が再開された、が正しいかな?
ちなみにこのカメラ自体はヤフオクで¥80円ぐらいから出品されてるので特にレアではないと思います。
横から見てみる
左の写真、ストラップホールがあります。ガラケーぽさを感じます。電池はホールの隣、単三2本で動きます。
右の写真、本体の真裏にあるこのレバーをグイッと押し込んでフィルムを巻きあげます。これもまたとてもアナログな音がします。ギュイギュイ、みたいな。
フィルム買います
何度か撮影をしたことはあって、ファインダーとレンズの位置関係のせいか、自分が撮りたい画とすこしずれた写真ができあがってきたような記憶があります。でもそれも味。なにはともあれフィルムを買わなければ始まりません。
とりあえずフィルムを手に入れて、撮ってみたいと思います。乞うご期待(いつになるか分からない)。