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今手帳として使っているのが、アピカの「紳士のノート」です。B7変形の方眼ノートですので、自分で罫線を引いて手帳化しています。

ただ、ちょいと不満が見え隠れ。ということで「差し替え可能なセパレート手帳」づくりを全3回に渡ってお送りしますよ!

ノートを手帳化して見えてきた不満

ノートに厚みがあるのとB7という小さめサイズ、表紙がハードカバーなのも手伝って、手のひらに乗せたままの筆記がしやすいのが利点です。自分で罫線を引いて、自分で数字を書き入れて作っていますし、セパレート手帳なのでノートを上下に切ってありますので、なんというか「手作り感」、悪く言えば「貧乏くささ」が立ち昇る手帳なのであります。

まあ、手帳は自分のためのものなので、手書きだろうがなんだろうが構わないと思って使っていました。が、やっぱり貧乏くさい。かなり貧乏くさい。手帳はお金がかかるからノートで代用している、というわけではないのに、すごく貧乏くさい。

きっと、字が汚いのと罫線がヨレヨレなのと字が汚いのが問題。

貧乏くさい手書きが不満

というわけで、一点目の不満は手書きの貧乏くささです。ボールペンのインク溜まりや擦れ、罫線の引き間違えなどなど、気になり始めると止まらない暴走トレイン。

解決するためには、PCを使う以外に方法が見つかりません。あとは企業にセパレート手帳の案を持ち込んで商品化してもらうか(つまりパクリ)。

予定以外を書きにくいのが不満

ノートの頭部分からセパレート手帳が始まります。とりあえず3月までの必要ページを数えて、そこには何も書かないようにしていました。何かメモしたくなった時は、そのページを飛ばしてメモしていたのです。

しかし、4月以降の予定を書き込みたくなり、メモスペースのすぐ後ろから4月の予定を入れるのか、メモスペースをある程度確保した後にするのか、悩んでしまったんですね。

さらに、以前作った少年野球の予定管理ノート、糊綴じがばらけてしまって使い物にならなくなったため、その情報も手帳に書き入れたい。さらに、今の仕事は締め切りに追われるものなので、締め切りの管理表も作りたい。

つまり、情報一元化を図りたいのです。その場合、ノート手帳は扱いにくい!ページの入れ替えができない!

そうなると、システム手帳に切り替えた方がいいのでは?と思い始めたのです。

セパレートシステム手帳はどうだろう

システム手帳の利点は、差し替えが可能な点です。3ヶ月分の予定表と仕事の管理表が入れてあったとして、4ヶ月目の予定表はその間に差し込むことができます。不要になった予定表は抜き取ることも可能。

差し当たって予定表と仕事の管理表、フリースペースが欲しいけれど、TO DOリストが欲しいとか、年間ガンチャートが欲しいとか思った時に、リフィルさえ用意すればサクッと差し込めます。手作りにこだわらず市販のものを使ってもいいわけです。

セパレートシステム手帳のリフィフを作ってみることに

思い立ったが吉日というやつですね。実際は仕事に追われて数日放置しましたが、Excelを使ってセパレート手帳リフィルを試作しました。

用紙は、LIFEのノーブルリフィル(無地)を使用。適度に厚みが高級感を醸し出しています。私には不似合い。

サイズはミニ6穴。というのも、持っているだけで使わなくなったクリスチャンディオールのシステム手帳があるのです。そいつが日の目を見る時が来た!ということでミニ6穴サイズでリフィルを作りました。

セパレートシステム手帳断念

試作してみた結果、残念ながら実用化には至りませんでした。その理由は用紙サイズとセパレートならではの安定感のなさにあります。

ミニ6穴非対応のプリンター


我が家のプリンターEPSON EP-707Aは、ミニ6穴への印刷に対応していませんでした。それでも給紙はできるのです。なんとなく真ん中辺に……って形でトレイに置けば、そこそこ真ん中を狙って印刷してくれます。

しかし、印刷不可能な範囲というものがあり、ミニ6穴ほどの小さな用紙であってもその範囲は変わりません。ですので、印刷可能な範囲がとても狭くなります。もちろんフチなし印刷なんてできません。

そのため、ミニ6穴サイズよりも一回り小さな書き込みスペースになってしまったのです。小さな文字で書き入れるのが好きな私でも、ちょっとスペースが狭すぎるな……と思うサイジング。

ハーフサイズの紙に穴3つ


ミニ6穴用紙でセパレート化すると、上下それぞれの紙に穴が3つ空いていることになります。穴は、手帳本体のリングよりも余裕を持った大きさなので、当然紙が遊びます(動くという意味の「遊び」)

紙が遊べば穴に負担がかかるので穴が広がり、そのうち切れてしまうのではないかと思ったのです。LIFEのノーブルリフィルは厚みがあるけれど、それでも気を遣いながら手帳を使うのは嫌だし、何しろ本当に紙が遊ぶ!扱いにくいなと感じました。

サイズが違えばうまくいく!

今回はミニ6穴でリフィルを作りましたが、そのサイズゆえの理由で実用化を断念しました。

が、これがA5やB5、B6サイズだったらうまくいくと思います。用紙サイズに対して紙の遊びも小さくなりますし、フチなし印刷可能なプリンターも多いはず。バイブルサイズでもなんとかなるのでは?と思います。

失敗をベースに閃いた「小冊子セパレート手帳」

サイズはB7程度がいい。セパレートにしたとき紙が不安定に動かない方がいい。プリントするなら印刷可能サイズがいい。もちろん差し替えができるのは絶対条件。

可能なら、今使っている手作りの革カバーが使えるとなおいい。

そう考えていて思いついたのが「小冊子」を利用したセパレート手帳です。その記事はパート2で。

S.Nakayama

一帖半執筆工房代表。 WEBコンサル・マーケ企業のフリーランスPMとして計9サイトの運営を指揮。DigitalCameraWorldの認定フォトグラファー。 現在は2社5メディアの進行管理をしながら文章校閲・校正者・ライターとしても活動中。