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次男が腕を骨折した前回のエントリー。

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二泊の入院を経て退院いたしました。

ギプスは約1ヶ月ほどつけたまま、三角巾で腕をつっておくこと。

風呂に入るときはギプスを(患部を)濡らさないこと。

 

看護師さんが「売店に子供用サイズの三角巾があるはずなので1枚買っておくといいかも」というので買いに行くと、いやぁ、どこにもない。

大人用しかない。

まあ、三角巾のサイズなんて適当に変えられるわけだから、買わないことにした。

 

別の看護師さん。

「三角巾だと学校にいってズレだりすると面倒だし、汚れるし。腕をつっておくサポーターがネットで手に入りますよ」

とのこと。

確かに検索してみると、三角巾の代わりになるベルトやらネットやらがヒットしてくる。

退院前、時間つぶしのタリーズで「この形だと腕がズレる」「この部分を支えるものがほしい」などとケチつけていて気づいた。

 

これ、作れるな……。

 

作っていくよ

用意するもの

1.布

 私は2種類で表、裏。サイズはなんとなく腕に巻いてみて決める。

2.ベルト(ひも)

 ファスナーが壊れてしまったリュックサックから切り落として使ったが、つるつるのベルトはバックル部で滑るのでおすすめしない。

 綿のものが100円で買える。

 幅はバックルに合わせてください。

3.バックル

 「日」の字のもの。ボロボロになったライダースジャケットの部品を残してあったのでそれを使用。

4.幅広ゴム紐

5.面ファスナー(マジックテープ)

 

 

下準備

【布】

まずは上の図のロケットみたいな形で布を2枚裁断する。

二の腕のギプスが隠れるぎりぎりぐらいの高さと、肘から下を支えられるぐらいの幅と長さがあればいいと思う。

 

【ベルト】A・B

バックルにベルトを通して、引っ張っても外れないように縫いとめる。

手首あたりに使うベルトは短めでも大丈夫(10cm弱)。

背中側のものは少し長めに(あんまり神経質にならなくて大丈夫)。

どのバックルを何に使うのかわかれば、必要な長さもわかると思うので、二枚目のイラストの下の図を参考にしてください(参考にならない)。

 

【ゴムひも】C

二の腕にかかる布がダランとしないようにとめておくもの。

ゴムひもに面ファスナーを縫い付けておく。

長さは適当。面ファスナーの長さも適当。

 

アバウトな手順

1,布を縫う

2枚を中表にして縫う。

1枚目の図の赤い線の部分は、ベルトを縫い付けたりするので開けておく。

縫い終わったら表に返す。

 

2.バックルつきベルトを縫い付ける

AとBの部分にバックルつきベルトを縫い付ける。

引っ張っても外れないようにジグザグミシンとか駆使した。

2枚の布の隙間にベルトの先を突っ込んで縫うので、ベルトの端が見えなくて綺麗。

A側は短めのベルト、B側は少し長めのベルト。

 

3.ゴム紐を縫い付ける

Cの部分にゴム紐を縫い付ける。

面ファスナーの向きに注意。

 

4.面ファスナーを本体に縫い付ける

二の腕の後ろ側に回る布部分に面ファスナーの片割れを縫い付ける。

ゴム紐と布で二の腕をまるっと囲むような形に仕上がるはず。

 

5.ベルトを縫い付ける

Dの部分にベルトを縫い付ける。

これは手首部分から肩を通って背中に回るものなので、バックルに縫いとめたベルトの残り全てを投入する感じの長さで。

 

6,本体を袋状に縫う

肘から二の腕にかけてを縦に縫って閉じる。

中表にしてもしなくてもいいからとにかく縫う。

 

7.番外編:肩パットを作る

余ってるキルティングを使って肩パットを作った。

これもまた適当すぎてレシピになりそうにない。

多分、一枚の布を中表に縫って表に返して、また半分に折って端を縫って筒状にしただけ。

 

*ベルトの動き

D部分にあるベルトをAのバックルに通す。

そうすることで手首の抜けを防ぐ。

通したベルトを右肩に回し、二の腕後ろから生えてる(?)Bのバックルに通してとめる。

二の腕前面の布がベロンとするので、Cのゴム紐と面ファスナーでとめる。

 

完成品はこちら

どうしてオタマトーンを持ってるのかちょっとよくわからない。

 

初号機(写真下)は手首部分を面ファスナー+ゴム紐にしたけど、すぐに外れてしまうのでダメ。

上述の通り、ツルツルのベルトもダメだったのでこれからそのあたりを修正して、初号機ネオとして生まれ変わらせる予定。

 

このアームホルダーで二週間以上通学している。

その間に動物園への遠足と大きな公園への全校遠足というミッションをクリアしているが、何ら不都合はなさそう。

汚れが目立たない布なら、別に二種類作らなくても1ヶ月ぐらいなら洗わないで行ける気がする。

ホルダーの汚れよりもギプスの隙間からの香ばしい匂いのほうが気になりだした昨今。

S.Nakayama

一帖半執筆工房代表。 デジタルマーケ企業のフリーランスPMとして計9サイトのコンテンツ制作を並行指揮した経験を持つ。 現在は企業の人材育成コンサルやメディア進行管理をしながら、グラフィックデザイン・文章校閲・校正者・ライターとしても活動中。 DigitalCameraWorld認定フォトグラファー、臨床検査技師。