今年はどんな手帳をお使いですか?
私(@saosaoyamayama)は今年、手帳を作らず購入せず「カレンダーに付せんを貼る」方式を試しています。今のところなかなか使い勝手がよいのですが……。
ちょっと訳あって(別記事に譲る)手帳どうしよっかな〜と悩んでいたタイミングで、私の目に飛び込んできたのがキャンドゥの「カードサイズダイアリー」です。
今回は110円で買ったカードサイズダイアリーについてザックリとレビュー。
小さずぎる手帳にロマンを感じる方は、在庫があるうちにご購入を。
こんな人の参考になるかも
極小サイズの手帳を探しているものの、ビジネスっぽいデザインは避けたい! でもなかなか売っていない……で5時間ぐらい悩んでいる人。
Contents
キャンドゥ「カードサイズダイアリー 月曜始まり」
美容院の帰り、顔に髪の毛をたくさん貼り付けた状態で「キャンドゥ」に立ち寄ったところ、カードサイズダイアリーに出会いました。
中身は非常にシンプルです。
- 年間カレンダー
- 見開き12ヵ月
- 月間ブロック
- 見開き1ヵ月(1〜12月)
- メモ
- 横罫8ページ
- 祝日一覧
- 1ページ
一般的なマンスリー手帳を極限までミニマル化したものだと考えてください。
年間カレンダー
はい、シンプル。
評価ポイントは「1年分しかない」こと! でしょうか。
一般的な手帳は2年分ぐらいの年間カレンダーがセットされていることが多い気がします。私は当年のカレンダーがあればいい派です。
なお写真では用紙が少々黄ばんで見えますが、実際は一般的なコピー用紙レベルの白で、紙質もコピー用紙に似てザラつきがあります。
月間ブロック
こちらがメインの月間ブロックです。見開きで1ヵ月、下部にはメモスペースがあります。
木曜日のブロックの分断方法が雑すぎる。そこも好き。
木曜以外は縦12mm×幅13〜14mmほどのサイズです。
左ページに年間カレンダーが透けていますが、左ページが少し浮いているからそう見えるだけで、ここまでスケスケではありません。
なお、この手帳の月間ブロックは私的高評価ポイントが多すぎるので、後述します。
メモ
こちらはメモページです。行の高さは6mmなので、いわゆるB罫ですね。12段あります。
用紙の色はこの写真が実物に近いかな?
白い用紙に対して罫線が黒(#000000)だと攻撃力MAXで「うわっ……」と感じますが、そこまで濃くない。感覚的には#333333ぐらいの黒い線で、コントラストは抑えめです。でも線は太いですね。
LAMY Safariの万年筆を置いてみましたが、万年筆がデカい。鬼が持つ金棒みたいに見える。手帳が小さいんだけど。
祝日一覧
2024年の祝日一覧です。うーん、シンプルで素晴らしい。
月間ブロックが小さいので祝日名を入れられないんでしょうね。
私は祝日名にコダワリがなく、日付が赤字になっていれば嬉しいかな、と思っています。
とはいえ「何の日だっけ」と気になることはあるので一覧があるとさらに嬉しい。
カードサイズダイアリーのサイズ
この手帳は「カードサイズダイアリー」なので、カードサイズなんです。さて、カードサイズとは?
どうやらクレジットカードのサイズが一般的な「カードサイズ」に相当するようです。クレジットカードは縦53.98mm×横85.60mm×厚み0.76mmで統一されています。
実測では手帳の縦(高さ)が85mm程度でした。確かにカードサイズだ。
ちなみに1つのブロックは縦12mm×幅13mm程度。
手帳を開いた場合の横幅は110mmほど。つまり閉じたら55mmぐらいですね。カードサイズです。
表紙の引っかき傷は開封時から付いていました。用紙がさらさら系のマット紙なので傷が付きやすいです。
気になる方は「カバーを付けようか」と考えるかもしれませんが、下手するとカバーのほうが分厚くなるので、ラミネートをおすすめします。
ラミネーターなしでコーティングできる手貼りラミネートフィルムが便利。私はFUJI ROCK FESTIVALのタイムテーブルをラミネートして持っていきました。
以下はナカバヤシのラミネートフィルムですが、メーカーにこだわらなければ100円ショップでも手に入ります。
なお、裏表紙に貼ってあるのは先日私のバディとなったリトルカブ(アップマフラーカスタム)です。イラスト加工+写真を合成して色を付けています。
カードサイズダイアリーの良いところ・悪いところ
おっと、ピンボケが過ぎる……。
この手帳、見つけて1秒でカゴに入れました。私の希望を丸っと叶えてくれる手帳が110円で手に入るなんて……。
実質無料。「チップ」渡しているだけですよ、これ。
- 小さい
- 英語ベース
- 月曜始まり
- ジェットストリームと好相性
- 文字が大きい人は使えない
- いろいろ省略しないと書ききれない
- 小さすぎて持ち歩きに戸惑う
- ペンを挟むのではなく「ペンで挟む」
カードサイズダイアリーの惚れ惚れポイント
まず、小さい。そして見た目がいい。表紙のマットさもグレーの色味もダサくない。
今まで小さい手帳=本屋の端っこに置いてあるビジネス用オッサン手帳のイメージがありました。
調べてみたら、レイメイ藤井が作っているカードサイズの手帳はデザインが結構オシャレなんですよね。しかも私がこだわる「月曜始まり」です。
ただ、左右開き(通常の開き方)ではなく上下開きで使う手帳でした。また、曜日が日本語表記で六曜も印刷されているのがちょっと……。
キャンドゥのカードサイズダイアリーは月曜始まりで、六曜や祝日印刷なし。曜日は英語表記です(月は数字と英語表記)。表紙がシンプルでいじり甲斐があるのも良いですね。
あと、ジェットストリームと相性が良さそうです。
紙質がざらざらゴツゴツ系なので、万年筆のようにダイレクトにインクが出るものよりは、摩擦でインクを引き出すボールペンが合っているかも。
私はジェットストリーム0.38mmの青を使っています。コピー用紙レベルの裏写りはあれど裏抜けはしません。
ちなみにLamy Safariのローラーボール本体にジェットストリームの替え芯を突っ込んで使ういつものスタイルです。
カードサイズダイアリーの欠点
当然ながら、小さい文字が書けない人は使い物になりません。また、予定と一緒に持ち物とかいろいろ書き込みたい人にも向いていません。
時間と予定(4〜5文字)でいっぱいいっぱいです。予定だってある程度省略して書くことになります。それもあって、ペン先は極細字がベストですね〜。
あと、カバンの中で迷子になるだろうなと思っています。小さい&薄いので、あちこちに隠れてしまいそうです。
昨年まで使っていた手帳型のスマホケース(自作)だったら挟んで持ち歩けましたが、訳あって手帳型をやめたのでカバンに放り込んでいます。
それと、手帳よりペンのほうがデカいので、手帳にペンをさしこむのではなく、ペンのクリップで手帳を挟んで持ち歩くのがスマートかもしれません。
「小さい」は私を救う
先日クライアントのオフィスに行ったんですが、仕事道具でリュックがパンパンになってしまいました。
仕事では「アレがない」が命取りになるのでどうしても荷物が増えます。以前使っていた自作手帳(ミニ6穴)も決して大きくありませんが、それも入れる隙がないぐらいパンパンだったので、カードサイズダイアリーを買っておいてよかったです。
自宅のEPSONカラリオでは印刷できる最小用紙サイズが限られるし、印刷できても作成工数やインク代を考慮すると110円でこの手帳は作れないでしょう。
てなわけで、しばらく使ってみようと思います。