去年はマイナポータルにログインしてe-TAXで確定申告しています。それなのに、なぜマイナポータルにログインできないのか!
タイトルでM1 Macを悪者にしている私(@saosaoyamayama)が、実は一番の悪者です。
さて、個人事業主にはマイナポータルから「メッセージ送ったから見てちょ」というEメールが届きましたよね。
内容確認にはマイナポータルへのログインが必須です。そこでログインできなかった、というのが出発点。
「マイナポータル ログインできない」「マイナポータル 不具合」でGoogleおよびTwitterを検索し、どうやら局地的なトラブルらしいことが判明。つまり、私が局地。
同じ過ちを2度と繰り返さないように、私がやらかした失敗を書いておこうと思います。
Contents
マイナポータルはChrome対応なのか→対応しています!
去年はChromeでログインできなかったんですよ。
と思ったわけですが、しばらくして「マイナ、Chrome使えるってよ(桐島、部活やめるってよ風)」という情報を見かけたので、今回はChromeでログインしてみました。
結果、ログインできませんでした。
カードリーダーにカードを置いて「ログイン→カードリーダーでログイン」を押しても、手順の案内ページに戻ってしまう。
あれ、もしかしてタイムリープでは?
タイムリープのせいでもChromeのせいでもありません。私のせいです。
M1 Macに移行するとき、マイナンバー関連のアプリを再インストールしていなかったんですね。これに気付かないまま、今回は渋々Safariを立ち上げたのでした。
マイナポータルAPはいいとしてe-Taxソフト、お前のアホ面は許さん💢
アプリを入れて拡張機能を設定
アプリがないのでChromeだろうがSafariだろうがログインできません。「去年ログインできて今年できないはずがない」という慢心により、PCの指示に従わなかった私が悪い。
パソコン、読み取りはICカードリーダー。
で、アプリと拡張機能をダウーン……してあると思い込んでいたので完全にスルーしていました。
マイナポータルAPをインストール
早速(早くも速くもないけど)「ダウンロードする」をクリックして、「マイナポータルAP」のインストーラーを開きます。「MynaPortalAppSetup.dmg」ってやつです。
インストールが終わると、拡張機能の設定方法が表示されます。
ここに「Chromeをお使いの場合」って書いてありますね。つまりChromeが使えるんです。私はキャプチャを見たとき初めて気付きました。
拡張機能を設定しないとログインできない
拡張機能の設定もフルシカトしたため、ログイン画面のタイムリープが発生。そろそろ神社の駐車場で喧嘩が……(東京卍リベンジャーズ)。
Safariの「環境設定」→拡張機能タブに移動して左上「マイナポータルAP」の前にチェックを入れればONになります。
右下の「拡張機能を追加」を押しても意味がありません。ドラクエで犬に話しかけるようなものです。別の機能を追加するときに使うボタンですね。
今度はカードが読み取れない→ドライバを最新に
満を持して「利用者登録/ログイン」をクリックします。去年から利用者なんですけどね! 登録済みなんですけどね!
このあと「利用者証明用電子証明書」のパスワード4桁を入力します。
カードリーダーが認識できない……?
カードリーダー接続OKの青ランプが点灯している。カードを置くと読み取り中の緑のランプが点灯。ハード側はバッチリだ。しかし「カードリーダーが認識できません」。
カードを裏返したり、反転させたり、保護ビニールから出したり……。それでもうまくいきません。
M1 Macに変更した方はリーダーのドライバを確認
エラーコードEM240-1A10について検索したところ、カード or カードリーダーに問題があるそうです。
カードリーダーはI-Oデータの「ぴタッチ」です。Mac対応で信頼できるメーカーの商品が少ないなか、比較的安く購入できました。
対処法を確認すると、該当するのはドライバか……。ドライバは悪くない、という謎の自信を胸に公式サイトをチェック。
思いっきり書いてありましたね。
M1 Macを使う場合は最新のドライバが必要です。ドライバのDLページにたどり着くまで方々をさまよったので、リンクを張っておきます。
サポートソフト、って書かれると認識できない。
macOS用のドライバをDLし「usbnfc3-installer.pkg」を実行すればOKです。ご丁寧にアンインストールのpkgも同梱されているので、お間違いなく。
e-TAXログインにもアプリが必要!
再起動を経て、マイナンバーカードの読み取りが無事完了。当初の目的である「マイナポータルからのお知らせ」が確認できました。
開いてみたところ、マイナポータルは税務署からのお知らせをお知らせしてくれただけなんですね。うわぁ無駄多め。
「e-TAXメッセージボックスへ」をクリックしたところ、またしても壁が立ちはだかりました。
マイナポータルとe-TAXの関係
マイナポータルはデジタル庁、e-TAXは国税庁、管轄が違うためシステムが異なります。
でもe-TAXを使うにはマイナンバーカードによる認証が必要ですから、両者を連携させなければいけません。
案内に従って再びカードを読み込み、パスワードを入力します。
「あなたのブラウザに問題がある」と言われる
そうやって何でもかんでもブラウザのせいにするのはよくないですよ! とはいえ、赤い三角形がものすごく威圧的で「詳細を確認」してみました。三角だったら赤じゃなくて黄色とか……ねぇ。
対応環境が書かれたページに遷移します。さてさて。
ここにきてSafari!!!
マイナポータルはChromeに対応していますが、e-TAXを使うときはSafariに切り替える必要があります。
でもちょっと待って、ここまでSafariで操作しているんだから、ブラウザに問題はないはず。
でもe-TAXさんは「ブラウザ」の判定に△をつけやがった。実はここでも説明文を読み飛ばしていたんですね。
Macは「事前セットアップ」が必要だった
マイナポータルの証明情報をe-TAXで利用するには、e-TAX側にもアプリが必要なんですね。
言い訳ですが、完全に言い訳ですが、国税庁はアプリと書かず「事前準備セットアップ」と書くんですね。なんなのそれ💢
さてさて、ついにコイツを召喚するときが来た!!!
スマホでカードを読み取る場合はセットアップ不要です。スマホのほうがラクなのでは? 何のためにカードリーダー買ったんだろう……泣きたい。
スライダー画像2枚目で「eTaxMac.dmg」をDLし、セットアップします。セットアップの前にSafariを終了してくださいね〜(3枚目)。
同意2回で煽るスタイル
もう一度マイナポータルにログインしました。すると、黒く物々しい同意確認の画面が……(2枚目)。
最後の一文にある「同意ボタン」を探すも、ボタンがありません。こういうときは欄外をクリック。
すると3枚目の見慣れた画面に遷移します。ただし記載内容は2枚目とまったく同じで、2枚目はバグだったのか? と思いつつ「同意」を押しました。これでいけるはず。
ここでまたパスワード入力を求められます。
国税庁とデジタル庁が入れ替わり立ち替わり
1枚目は国税庁のe-TAX。カードをどうやって読み取りますか? ってことですね。2枚目でデジタル庁のポップアップ。またパスワードです💢
3枚目はデジタル庁のマイナポータル。やっと、やっとマイナポータル→e-TAXの連携が完了しました!
国税庁からのお知らせに呆然
さて、e-TAXに届いているお知らせを確認しましょう!
さぞかし嬉しいお知らせがあるに違いない。税金の還付かな? 宝くじ当選かな? illustrator無料貸与かな?
確定申告、はっじまっるよー!
ねぇ、ほんと、ねぇ……。
でも、確定申告締め切り前にこの作業をやるのは精神的にキツいと思います。今のうちに片付いてよかったです。
ちなみに去年は申告期限ギリギリでe-TAXにログインしたところ「平日しか受け付けません」とはね除けられました。
うーん。平日に対応できない人が圧倒的に多い世の中ですよね。デジタル化して手間が省けて多大なる恩恵にあずかってはおりますが、せっかくデジタル化したんだから、痒いところは掻いてほしい。
こういうの、便利だと思います。こういうのほしかったんだよね! って思いました。
だけど21:11に照会を開始して、完了の連絡が届いたのは翌朝の8:02なので、必要な情報をスピーディーに取得するにはほど遠いようです。
マイナポータルの今後に期待!
常套句的な見出しになっていますが。
数年前までは、経理ソフトで確定申告の書類を作るデジタル作業と、印刷して郵送するアナログ作業のハイブリッドでした。聞こえはいいけれど、面倒くさかったですね。
今はマイナンバーカード、e-TAX、マイナポータルの登場によりアナログ作業が排除され、昔ながらのお国仕事が現代のデジタル環境に少しずつフィットし始めていると感じます。
でも、国主導でデジタル化を進めるぐらいの牽引力を持つべきですけどね。今さらデジタル庁ってね。何ら協力できない立場の人間が言うことではありませんが……。
というわけで、だいぶラクになったと思います。
経費精算の電子帳簿も、私は大歓迎! ただし自分のやり方が正しいのか不安ではありますね。この辺りも記事にできればなと思っています。