• Reading time:2 mins read

セカンドオピニオンをお持ち帰り

前回、猫の気管虚脱についてセカンドオピニオンを聞きに行ったということを書きました。

ちょっと書き残しがあったので、今回の記事と繋がる内容かなと思いこちらに書きます。

[blogcard url=”https://doit-myself.com/cat-kikan-kyodatsu-second-opinion/”]

 

椿の気管虚脱についてできること

セカンドオピニオンを聞きに行ったK動物病院の先生が、椿の気管虚脱について最後にお話くださったことです。

 

2015年8月、まだ気管虚脱という状態には至っていなかった頃、既に咳が出ていました。

そのことから、肺に何か病変があって咳が出て、二次的病変として気管虚脱が引き起こされた可能性もあるのではないか、とのことでした。

というのも、椿のように「胸腔内のみ」の気管虚脱というのはあまり考えられないらしいんですね。

一般的には頸部気管虚脱(首の辺りですね)だったり、もしくはそこから進行して胸部にたっするということはあるそうです。

胸腔内だけに限局する症例は先生の病院では初めてのことで、気管外プロテーゼ手術で有名なアトムAHの先生も「胸腔内限局の気管虚脱はない」という見解らしいのです(ただし数的な証拠はない)

このことからも、気管虚脱の原因となる病気、が存在しているのではないだろうか、というお話でした。

 

根本治療ということにはならないけれど、原因となった病変を見つけて治療することで改善が見られる「可能性」ゼロではない、と。

病変を探す方法としては、動的レントゲン(動画で撮れる)やエコーで肺の精密検査をすること。

既に血液検査はしていてこれといって異常がないのであれば、これしかないかな。

 

ただし。

もし肺に病変が見つかったとしても、治療法としては恐らく高濃度のステロイドを使った治療になる。

 

ということで、他の病変を探すための精査をするのであれば、K動物病院に一度連れてきてくださいということでした。

セカンドオピニオンを受けてM動物病院は

「どうでした、K動物病院は」

「はい、色々お話が聞けてよかったです」

なんていう感じで副院長先生の治療を受け、今後どうするかは悩んでいると伝えました。

 

私の考え

一応、医療職であり医療の国家資格を持ち医学をかじった者ではあるので、ちょっと引っかかったんです。

気管って軟骨組織でできてるそうなんですが、これがハリをなくして虚脱状態になっている今。

もし肺に病変が見つかったとしてそれを治療して、軟骨組織が再生するとは思えないし、ハリを取り戻すとも思えない。

咳の原因は別の病変だったとしても、現状気管虚脱の状態であれば咳は継続するはず。

となると、原因病変と突き止めたところで「ゼロ」ではない可能性は「ゼロ」に限りなく近いんじゃないだろうか

そして治療法が高濃度ステロイドになるのなら、気管虚脱の治療を継続していくのと変わらないのではないだろうか。

むしろ高濃度ステロイドや動画レントゲンでの長時間被爆が体に及ぼす影響を考えると、今の状態を緩和できる最低濃度のステロイドで気管虚脱とお付き合いしていくのが、椿にとっては最善なのではないだろうか。

 

M動物病院の院長の考え

まずは外科的手術について。

ステント挿入は、もし適応例となったとしても、術後の咳やアレルギー反応が残るため、免疫抑制をしていく必要が出てくるので、体への負担を考えるととても勧められない。

そして原因となる疾患について。

たしかに、病気の経過を考えると原因病変があったのかもしれない。

けれど、レントゲン動画を撮影して何か分かる可能性というのは低く、被爆時間を長くしてまで検査をする意味はないだろうとのこと。

動画にしたら何か分かるかもしれない!と思えば思った時点でM動物病院で動画を撮るし、手術ができそうであれば紹介状を書いてますよ、とのこと。

現在はステロイドでなんとかしているけれど、効果が出にくくなれば、ネブライザー(気管支拡張剤を噴霧する)も試すことになるけれど、あくまで「気管支」の薬だから作用は弱いだろう。

つまり、最終的には酸素室ということを頭に入れておいてほしいとのこと。

 

思ったこと

M動物病院がどういう検査機器を導入してるのかなんて私は知りませんので、「必要あれば動画ぐらいうちでも撮るよ」なーんて膨れ面で言われても腹しか立たなかったけどね。

「どうして動画撮ってくれなかったんですか」なんて責めてませんし、原因病変が先んじてあったとしてもそれを今になってどうこう言うつもりもありません。

手術ができるなら紹介状書いてる?

手術という選択肢を明示した上で「このこの場合は」という説明もしてもらっていなくて、先生がぽろっと言った「外科手術もなくはない」みたいな言葉を私が拾って私が調べてたどり着いたわけです。

できることはこれ、でもこの子はここまでしかできません。

だからこれからはこういうことをしていきましょう。

気管虚脱という病名がついた時点で、しっかりとした説明が欲しかったというのはありますね。

肋骨の骨折に関しても「ああ、そうなんだ」みたいな対応でしたしね。

 

今後の治療方針について

治療は今まで通り、M動物病院にお願いすることにしました。

院長の言葉には大なり小なりムッとした部分はありましたが、副院長先生が結構話しやすくて質問もしやすくてとてもいい方で。

何より決め手になったのは、K動物病院には駐車場がない!

近くにコインPはあるんですが小さくてですね。

緊急対応ができる時間や医師の数を考えてもM動物病院のほうがいいよね、となりました。

 

長くおつきあいをしていく病気であること。

それは現実問題として、出費が継続するということ。

この時点では週に1回ほどの頻度で点滴治療をしていました。

が、車が使えないときはタクシーを呼んで、家族の予定の合間に、というのはなかなか厳しかったりしたんですね。

椿の命は大切だから、何よりも優先してきたわけですが、これがずっと続くのはかなりの覚悟が必要です。

そこで、先生に提案したんですね。

 

内服の提案

発作が起きたとき(具体的には口を開けて呼吸をし始めたとき)に内服をするのが現状。

これを、毎日少量ずつのステロイド内服に切り替えられないか、と。

どれぐらい効果が見えるのか、点滴みたいにしっかり効くか分からないけれど、試してみたいと伝えました。

K動物病院の先生も、内服のほうが負担が軽いかもしれないとおっしゃっていましたのでね。

 

その時担当してくださった先生は「あ、それもそうですね」なんて言って別の先生に相談しにいってくださいました。

 

ステロイド内服決定

ステロイド『プレドニゾロン』5mg錠「ホエイ」

1/8錠を1日2回1週間

 

効果が出れば1日1回に減らしたり、頓服に切り替えられるかどうか試していきましょう。

そういうことになりました。

点滴治療は再診料など含めて6000円弱。

内服ですと1770円

気管支拡張剤も処方してもらって2030円。

これなら続けられる!

 

内服治療継続中

内服を始めたのが2016年4月頃。

現在も内服を継続しています。

「酸素室」のことも考え始めました。

また次の記事で。

S.Nakayama

一帖半執筆工房代表。 デジタルマーケ企業のフリーランスPMとして計9サイトのコンテンツ制作を並行指揮した経験を持つ。 現在は企業の人材育成コンサルやメディア進行管理をしながら、グラフィックデザイン・文章校閲・校正者・ライターとしても活動中。 DigitalCameraWorld認定フォトグラファー、臨床検査技師。