前回は、リトルカブのリアキャリアにクーラーボックスを取り付ける、という内容をポストしました。
取り付けてから何度か走行テスト(という名のただのソロツーリング)をしていますが、めちゃくちゃイイ感じです!
ということで今回は、リトルカブのリアキャリアにクーラーボックスを「簡単に脱着できる形」で取り付けてみた所感や生じた問題、解決策などを書いていきますよ〜。
Contents
脱着簡単クーラーボックスの良かった点

リトルカブ50ccのリアキャリアにクーラーボックスを取り付けて、荷物を95%ぐらい突っ込んだ状態で、あちこち走行してみました(連続走行距離110km超)。
その際に感じたことをがいくつかあるんですが、まずは「良い点」を2つ挙げておきます。
- ベルト2本で緩みナシ
- 帰宅時の片付けが簡単
安物ベルト×2本で全然緩まない!

とにもかくにも、緩まない! 箱がグラグラしない! これにはビックリでした。
容量が14Lだからじゃない? 軽いからじゃない? と思う方もいるかもしれないですね。なので、とあるツーリング時の荷物を書き出してみます。重さはわかりません。
- PENTAX KP(一眼レフ中型機)
- PENTAXの望遠レンズ
- メガネ with メガネケース
- ボディバッグ(財布や身の回りのもの含む)
- モバイルバッテリー
- 充電ケーブル類
- 雨具(コロンビアのポンチョ)
- スマホ(メイン機)
- ベットボトルのお茶(650ml)
これで容量95%ってところです。ボディバッグがウエットスーツ素材なので嵩張るんですが、これを緩衝材として使い、カメラやら何やらをガンガン突っ込んで走っています。
さて、神奈川の東側は急坂が多いので、上り下りともベルトにはそれなりに負荷がかかっていると思われますが、ベルトの緩みは一切ありませんでした。リアキャリアの小さな突起4箇所にベルトを引っかけているだけなので、ちょーっと不安ではあったのですが、ビクともしませんでした。
要因の一つとして上げられるのは、リアキャリアの丈夫さでしょうか。これは純正キャリアさまさまですね。そしてもう一つ、安物のベルトが良い仕事しています!
帰宅時の片付けがラク過ぎた
出発時は「箱の底には大きなものを入れて、この隙間にメガネで、こっちはポーチで……」と整理して出かけるのに、帰宅時は「箱の中でモッシュしたの誰ですか、モッシュピットですか?」みたいなカオスなんですよ、箱の中が。
でも、ベルトを少し緩めればクーラーボックスがすぐに外せます。外したら(ゴム板を収納して)取っ手を持ってとりあえず家の中に突っ込む。バイクにカバーを掛けたらツーリング終了!
そうです。面倒な荷下ろしのための荷造りが必要ありません! 特に夏場は、モタモタしていると蚊が寄ってくるので、撤収は手早くしたいものじゃないですか、奥さん。
脱着簡単なクーラーボックス(しかも持ち手付き)で、後片付けがラク過ぎました。
脱着簡単クーラーボックスのイマイチな点と対策
「イマイチな点」と言えるほどのマイナスは今のところ見つかっていません。マイナスかな? と思っても対策できることばかりだったのでね。
ということで、以下の2点を挙げておきましょうか。
- ロックがかけられない→ワイヤーロックで対応
- 小物が迷子になりやすい→フタ裏を活用
よし、行ってみよう。
ワイヤーロックがあると安心

このクーラーボックスにはカギが付いていません。また、簡単に脱着できるという性質上、箱ごと持ち去られるリスクがあります。
そのため、ちょっとバイクを離れたい時に、一眼レフやらナビ(iPhone)やらラムマウントやらをすべてカバンに突っ込んで持ち歩く必要がありました。
でも重いし、カバンがパンパンだし……。全部クーラーボックスに入れて身軽に動きたいな〜と思い、ワイヤーロックを購入しました。
一般的な巻き取り式のワイヤーロックでいいと思いますが、レビューを見ているといろいろと不安要素が多かったので、今回は結束バンドみたいなワイヤーロックを選びました。この手の盗難対策は完璧ではありません。ご自身が納得できる商品を選んでくださいね……。
私が重視したかったのは「フタを開けられないこと」だったので、クーラーボックスの持ち手〜ベルト穴をつないで、ワイヤーを縮めてからロックしています。
重要なのは、任意の長さまでワイヤーを「縮めた状態でロック」できるものを選ぶことですね。
箱そのものを盗られたくない人は、ベルト穴〜リアキャリアをつなぎましょう。どっちも同程度にリスクがあると感じる人は、2箇所ともロックしましょう。
ちなみに、このロックはバイクを離れる時にしか付けませんので、基本的にはクーラーボックスの中で待機させています。運転中はロックしません。開け閉めするたびにカギまで開け閉めしないといけないとか、面倒くさすぎて吐きそう。
よく使う小物はフタ裏収納を活用

14Lのクーラーボックスに一眼レフカメラを入れてしまうと、荷物はパンパンです。ここに充電ケーブルをポイ置きしようものなら……秒で行方不明になります。
だからといって、毎回ケーブルをポーチにしまうのも面倒。私のナビ(iPhone SE)はすぐバッテリーが切れるので、充電ケーブルの登場頻度はそれなりに高いんですよね。アクセスしやすい場所にどうにか置いておけないものだろうか……。
そこで思い付いたのが「フタ裏」活用です。
- 小物類:吸盤フックを取り付けてポーチを引っかける
- ケーブル類:ケーブルクリップをフタ裏に貼り付けて、ケーブルを押し込む
小物類というのは、現時点ではInsta360のマウントを締め付けるための小さい六角レンチや、PeakDesignのCapture(と専用工具)、万が一のための有線イヤホンです。できればモバイルバッテリーを収納したいんですが、ポーチの出し入れが面倒になる予感。
ケーブルは、lightningケーブルとUSB-Cケーブルの2本。それとヘルメットのヘッドセット用充電用にMicroUSBケーブルも持ち歩きたい……。ということで、4本かけられるクリップを購入しました。
キレイに束ねてからクリップにかけるのがベストですが、面倒な時はとりあえず一箇所でもかけておけば、少なくとも行方不明にはなりませんよね。ズボラの救世主じゃないか……。
見た目はちょっと貧乏クサいんですが……トレードオフってやつです。SSのおじさんにガン見されたことを、ここに報告しておきます。本当に嫌になったら剥がせばいいし、おじさんだって「はぁぁぁめっちゃ便利そうやーん」って思ってたかもしれないし(妄言)。
※以下にネット通販型リンクを貼っておきますが、100円ショップのもので様子見るっていうのもアリですよ〜!
リトルカブの積載量アップは意外と簡単!
リトルカブにクーラーボックスを取り付けてみた結果、思っていたよりずっと簡単でした。
リトルカブの積載量アップは、「常設しない」「簡単脱着」を重視すれば、意外とシンプルに実現できます。
ホムセン箱やリアボックスも魅力的ですが、「普段はスッキリ、必要な時だけ荷物を増やす」という使い方なら、今回紹介したクーラーボックス+ベルト固定の方法が最も実用的だと思います。
ホムセン箱にお悩みの方は、ぜひ参考になさってください〜。