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某オークションサイトでウォッチリストに入れておくも、23時台という私にとって真夜中の終了時間であったためにリマインダーのメールに気づけず2度ほど取り逃がした獲物。それがこのカメラ。『ASAHI PENTAX auto110』です。

やっと手に入れました!ということでレビューをば。

小さな小さな夢の箱

ASAHI PENTAX auto110

入札にあたっての条件として「シャッターが切れる」「レンズが複数ついている」この2点で絞りました。そういった条件の品物は入札数が比較的多くて、しかし私が落札したこのカメラはそうでもなく。

「ジャンク品として」という説明がありましたので、確実性を重視するなら他をあたるしか、なーんて思いながら終了時間が夕方っていうこともあってサクッと落札。

届いたもの・お値段

レンズが3種類ついているのはとても嬉しい

カメラ本体と18mm、24mm、50mmのレンズ、ワインダーで落札価格3,400円。他の出品と比較するとかなり安く手に入りました。かなりのお掃除が必要なのか、それともシャッターが切れるだけで露出警告ランプが働かなかったりするのか、レンズがボロボロなのか。不安を抱えて到着を待ちました。

古く美しいもの

緩衝剤の中からカメラを取り出して驚きました。凄く、綺麗。勿論経年品ですから細かな擦れ傷ぐらいはありますが、大きな傷や欠け、塗装の剥げなどもありません。本体はもちろん、レンズも綺麗でした。ガラス面は専用のクリーナーで優しく磨いてみましたが、傷もありません。目に見えるようなゴミの混入もなし。

「中古品だから、経年品だから」と出品時の説明には記載がありました。「美品です」と謳ったのちのクレーム対応も大変なのでしょうけれど、1979年に発売された小型カメラがこんなに綺麗な状態で残っているというのは私としては「美品」でしかありません。

持ち主の方が写真好きの方だったのかどうかは分かりません。好きで頻回に使っていたとしても、あまり使わないままだったとしても、これだけの状態で残されているということは、物を大切に扱う方が所有していたのだろうなと容易に推測できます。

では各部を見ていきます

必要最小限

向かって左側、フィルムの巻きあげレバーがあります。2ストロークで1枚分巻き上がります。ドキドキしながら巻きあげました(まだフィルムは入れていない)。そしてその手前にあるのがシャッター。普通のカメラと同じく半押しができますよ。半押しする意味はまた後ほど。

右側はストロボの接点ですかね~。付属していませんし使用する予定もないので省略。

ここに110フィルムが入ります

裏側からフィルムを装填します。蓋を引いて左側、ボタン電池のマークがあります。ここにLR44の電池が2つ入ります。電池2つ分の「数字の8」のような部品を引っ張り出して電池をはめて戻すのですが、この部品がすぐにでも割れてしまいそうで怖い。慎重に電池を入れました。なぜ電池を入れるのか、それも後ほど。

半押し・電池

シャッターボタンを半押しするとなにが起きるのか。ファインダーを覗き、ピントリングを回してピントを合わせて半押ししてみました。すると、こんな感じ。

ピントを合わせ→半押しする

スマホでうまく撮れないかと格闘した結果がこれなんですけど(無念)。左の画像のように、ファインダー越しに丸い窓が見えます。ここには鮮明な像が映るのでピント合わせしやすいですね。ピントが合ったら半押して右の画像。緑のランプが点灯しています。この状態なら適正露出だということを示しています。

もし露出があっていなければ橙のランプが点灯します。半押しと電池はこのためにあったんですね~(間違ってたらすみません)。実際に明るい場所と暗い場所で試してみましたが、正確性はさておき「明」「暗」でランプの色は確実に異なっていました。

本当に小さいのか

小さいです。以前ご紹介したポケットカメラよりも小さいと思います。まず電池がボタン電池ですからね。我が家にはタバコがないので、つまようじとの比較で大きさをお伝えしたいと思います。

とても見えずらい比較対象

本体はつまようじ1.3本分ほどの幅、18mmのレンズに至ってはつまようじ半分もない。ちょっと指が太い人の親指ぐらいしかない。本当に小さい。

実はこの荷物が届いて緩衝剤に包まれた状態を見て「えっ、レンズ3つついてるって書いてあったのに!」って焦ったんですよね。小さすぎてレンズだとは認識できなかったんです。それぐらい小さい。

梱包を解きながらただひたすら「すげぇ~」「ふあぁ~」「ちいせぇ~」と独り言を放ち続けていました。

だってこの中にペンタミラーではなく『ペンタプリズム』が入ってるんですよ?!そんじょそこらのエントリーデジタル一眼レフ機にも入っていないペンタプリズムが!入ってるんですよ!すごくないですか?!控えめに言って凄すぎる!感動の嵐でした、室内で。

使わなければ意味がない

カメラコレクターではありませんので、ガンガン使って行きたいと思います。

先日購入した110フィルムがあるし、早速明日、試し撮りしたいと思っています。

S.Nakayama

一帖半執筆工房代表。 デジタルマーケ企業のフリーランスPMとして計9サイトのコンテンツ制作を並行指揮した経験を持つ。 現在は企業の人材育成コンサルやメディア進行管理をしながら、グラフィックデザイン・文章校閲・校正者・ライターとしても活動中。 DigitalCameraWorld認定フォトグラファー、臨床検査技師。